小さき向日葵
先日、北竜町ひまわりの里へ行った。
ちょうど見頃を迎え、ひまわりまつりが開催されていた。雨予報だったせいか人は思ったほど多くはなかった。
圧倒されてしまう程のひまわりが目の前に広がっていた。小さなお子さん連れの家族もたくさん来ている。
その光景を見ると私は幸せな気持ちになるのだが、親達はピリピリしている。
この暑さの中、子供が言いつけを守らず
「絶対これに乗りたい」だの
あれしたいこれしたい、こうじゃなきゃ嫌だと泣き喚くのだから「もう知らないよ」ともなるさ。
構ってくれないことを知った子供は、ひまわりに音の鳴るおもちゃを近づけてママを見たり、ひまわりのそばでシャボン玉を飛ばしてパパを見たりしていた。
子どもは、大人が思っているほど子どもではないのだなとつくづく思う。
こういう時、周りは優しくあたたかい目で見守ってほしい。
そんなひまわり畑の一角に「スーちゃんのひまわり」があった。女優の田中好子さんを存じ上げなかったのだが、元キャンディーズでドラマでは『ちゅらさん』に母親役で出演されていたとのこと。
なぜ「スーちゃんのひまわり」なのか。
気になる方はぜひ調べていただきたい。
このようなつながりはとても素敵なことだと感じた。
このお話を知ることができたことがうれしい。
帰り際、観光案内所で『いいひまわりを咲かせるための協力募金』を募っていたので、"こんなに素敵なひまわりを見せていただいたのだから"と、わずかだか協力させていただいた。
すると、
ひまわりの種とポストカードをいただけた。
これは来年植えるのがとても楽しみだ。
ふと、ひまわり畑を振り返ると
大きなひまわりのそばを、大きな声を出しながら笑顔で駆ける子どもたちが見える。それは明るい未来を想像させるような陽気な景色だった。
心の中で「パパ、ママ、本当にお疲れ様です」と伝え、ひまわりの里を後にした。
▼ひまわりにもたくさん種類があるみたい
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