"こども服交換会"をはじめるまでのこと
一歩踏み出してみることに
ずっと心のなかにあった
捨てられてしまう洋服を少なくしたいという思いに対して
アクションをしてみることにしました。
アクションの内容は、
こども服交換会とおとなの古着屋さん。
7月10日に東京・世田谷区豪徳寺のカフェでイベントをします。
興味のあることに対して何をすればいいかわからない..
自分の好きなことには詳しい人がたくさんいて、到底その世界で戦うことはできないし、好きと言うこともはばかられる..
と思っていたわたしが一歩踏み出すまでのことを書きます。
服の循環に興味をもったきっかけ
捨てられてしまう洋服を減らしたいと思ったのは
前職でファッションブランドに関わっていた経験からです。
商業施設の出店ショップをサポートする仕事をしていて、
服が大量生産され、売れない商品がセールで安売りされていくことがだんだんと苦しく、こころがすり減っていくような感覚がありました。
こんなに洋服がたくさんつくられ・買ってもらう必要はあるのかな?
1着の服を大切にみんなで長く着れないかな?
こんな気持ちを抱くようになっていきました。
もやもや期
やりたいことに気づく・そこにアクションするまでにはすごく時間がかかりました。
もやもやはあるけど、自分になにができるのかよくわからず、悶々とした日々が過ぎました。
自分にできることから始めよう!と思い、
仕事でファッションブランドの方とお話しするときに
「在庫の消化率はどのくらいですか?」
「今後、生産量の改善予定はありますか?」
などと聞いてみたりするものの、自分ひとりの力なんぞ何にも影響しないこともわかりました。
むしろ、どの企業も「利益」を上げなければならず、前年の実績や競合他社と戦っている世界。そのなかで、環境配慮を目的に在庫を減らす=売上が下げる(可能性が高い)というのはリスクがあります。
企業は社員の生活を支えているのだから、それもよくわかります。
自分の気持ちに正面から向き合うのは少しめんどくさい、蓋をしようかな..と思いはじめました。
転職をして気づいたこと
悶々とした気持ちを抱えつつ、仕事を変えることに。(転職をしたことについてはこちらに書かせていただきました!)
転職して、気づいた2つのことが大きく私に影響を与えます。
1つは、転職先で個人事業主の方やスモールビジネスをする方のサポートをしていて、自分の「好き」に対してまっすぐで情熱的な方がたくさんいるんだ・・!と知ったこと。さらに、それをビジネスにしたりアクションすることは自由ということです。
2つ目は、転職先で出会った、副業(複業)でも自分らしく働いている同僚を見たこと。自分のアクセサリーショップを運営していたり、音楽活動をしていたり、興味や好きってたくさんあるから、仕事だけではなく色んなことにチャレンジしてもいいなと思えました。
だんだんと、自分の「好き」という気持ちに対してアクションしたいという方向性に変わっていきます。
好きってなんだろう?
捨てられる洋服を減らしたいという気持ちは、
「ファッションが好き」だからこそ、なのでは..?
自分が課題に思っていることに対して、ストレートな解決策を探すのではなく、
自分が「好き」で心からやりたい!と思えることと絡められたらいいのではないかと思いはじめました。
思い返すと、ファッションのなかでも古着が特に好きで、
古着がもっと流通したり、価値が上がれば服も循環していくかも!
と思いつつ、
「古着屋さんやってみたいな・・でも私より古着が好きで詳しい人、たくさんいるしなぁ・・やり方もよくわからないなぁ」
そんなことをぐるぐると考えているとき、ある学校に出会います。
おとなの学校に入ってみて
これからの新しい「 働き方 」を、まなぶ学校に出逢います。
月に2〜3回、雑誌編集者の方やファッションブランドの方など、毎回変わる講師の方のお話を聴いています。
おなじ学校にいる仲間はそれぞれ、自分のZINEをつくろうとしていたり、場づくりをしようとしていたり・・自分の「好き」ややってみたいことにチャレンジしたり、夢をサポートしています。
学校に入る前に、校長の方と面談をしました。
「古着を販売する自分のお店をつくりたい」という話をしたところ、
「まずは服の交換会をやってみたりイベントからスタートするのも良いかもしれないですよ」というアドバイスをいただきました。
「服の交換会」という新たな方法がわたしのなかに浮かびました。
それから、さまざまな講師の方のお話を聴いたり仲間との関わり合いのなかで(ここでの気づき・思いもたくさんあるのですが・・)
「好きという気持ちを大切に、ちいさく試してみる」ことの大切さを強く感じました。
そうして、まずは身近な場所で「服の交換会」を試してみよう!と思い立ち、7/10のこども服交換会がわたしのちいさな1stステップになります。
まとめ
下記のような気持ちが自分のステップを妨げていたなと思いました。
自分のやりたいことに対して自信が持てない・・
いきなり大きなことをやろうとして、こんなこと自分にはできないと諦める・・
自分の好きなこと・ものはもっと詳しい人がたくさんいて、到底その世界で戦うことはできないし、好きと言うこともはばかられる・・
今まで述べてきた色んな方々の出会いによって、
「ありのままでいい」「好きという気持ちを大切にちいさく試してみる」ことの大切さを感じ、1stステップに移すことができました。
まだまだスタート地点。
これから悩むこともたくさんあると思いますが、
アクションをして感じた、自分を応援してくれる仲間の存在を胸に、ありのままに進んでいきたいと思います。