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最近読んだ本📕「切なくそして幸せな、タピオカの夢」

 みなさんこんにちは!美香(HARUKA)です。
今日は最近読んだおすすめの一冊をご紹介します!

吉本ばななさんの、「切なくそして幸せな、タピオカの夢」です。

 まずこの本ですが、地元の図書館で出会いました。たまたま借りていた本を返却に行った時にふらっとエッセイコーナー立ち寄ったのです。そしたらタピオカの夢という何ともかわいらしいタイトル。気になってそのままサラッと目を通すと、かわいらしい挿絵がたくさん入っていて集中して読むぞ‼︎と意気込まなくても読めそうだったので借りてみました。
 私実は自宅で本を読むのが苦手でして…。家だと気が散ってしまって、数行読んだだけでしおりを挟む、他の作業、数行読む、しおりを挟む…の繰り返しになってしまいます。
 ほんと図書館が近くにある町に住めてよかったです。(文字を集中して読める環境がないと息が詰まりそう笑)

ずばり、どんな人にオススメか💬

①食べることが好きな人🥣
②結婚を前提としてお付き合いしている恋人がいる人💐
③お子さんを育てている、育て上げた人🤱

 食べることが好きなみなさん、ぜひ読んでください。前半は特に食事をベースとした内容になっています。小説でもエッセイでも、作品の中に食べ物が出てきたりすると何だかそれだけで読みやすくなる気がするのは私だけじゃないはず…‼︎
人と人との関係性を食事に繋げる吉本ばななさんの想像力の豊かさはもちろん、それを文字に起こすという言語化能力に毎作品憧れます。
 また、この作品を読むと家族の大切さを改めて感じることができます。この感情は、確かに家族にしか湧かないなと共感できる部分が多く出てきます。飽きるほど一緒にいる、いた存在がどれだけ自分を支えてくれたのか、人間の一番柔らかい感情、愛するという感情を育ててくれた存在なのか、気付かされました。(これは、一個人の感想です。)
 今この瞬間も同じ屋根の下で食卓をみんなで囲んでいる人達がいる。私の知らないところで、そんなかけがえのない空間が日々生まれているんだと思うと、本当に不思議な気持ちになります。
 私は、人と食事をすることは、ハードルの高いものだと感じています。ある程度自分のことを知っている人でないと、自分から食事に誘うというができません。ただ、目の前にあるご飯を美味しいと言い合えるだけの関係になるってすごいことなんですよね。
私も家族で食事をする時間をもっともっと私の脳が働く限り、記憶に刻みつけていきたい。そして、父も母も姉も弟もその空間を幸せとまでは思わなくていいから、今日の味噌汁は薄いとか餃子が焦げて苦いとかお母さんのミートソースが1番美味しいとか、そんな会話で笑い合える人達でいて欲しいと思います。

 薄めの本なので30分もあれば読み終えられると思います。ただ、内容がとっても素敵なので自分と照らし合わせながら読み進めていくとじっくり時間をかけて読み進められるというか、必然的にそうなってしまう本かな〜と思います。みなさんにも何か刺さるものがあると思いたい…‼︎
読んだことのある方、読んでみた感想など共有していただけたら嬉しいです♡

人生は一度しかなく、なるべく幸せでいた方がいい。
なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい。

吉本ばなな 著
切なくそして幸せせなな、タピオカの夢より

では、また🐏 おやすみなさい。
美香(HARUKA)

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