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おばあちゃんが夢に出てきた

おばちゃん(以下、ふみちゃん)は鬱だ。
鬱って厄介なやつだよね。

ふみちゃんが鬱になって3年くらい経ったけど、まだまだふみちゃんの身体から抜けていかないんだ。

抜けて行かないことにはそれなりの理由があるだろうか。

大体の人は、原因となるものから、
距離を置くことで、少しずつ元気になる。

ふみちゃんの原因は多分[過去]と[自分が持っていないもの]なんだよなあ。
[過去]は変えられないし、[自分が持っていないもの]は仕方ない。仕方ないけど、仕方ないと思えない。
積み重なって、複雑になって、今に至る。

そう思うと改めて、心の問題は、
起き始めた早いうちに、適切に処理されることが大切だと思う。

だから、私は、乳幼児期の親子の支援の大切さを日々実感してるし、そこに少しでもいまは介入したいと思う。

ふみちゃんの場合、戦争と戦後を生きてきたから全てを癒すことが難しいんだよな。
老人期の鬱ってどうやって治るの?治るとかないの?このまま認知症になっていくの?本人は望んでいるだろうか。

本題に戻るけど、
ふみちゃんが今日夢に出てきた。

夢の中のふみちゃんは、笑ってた。
わたしの変な格好がおもしろく
「かわいいね」って言ってくれてた。

ふみちゃんが鬱になって、
私の知ってるおばあちゃんの顔じゃなくなって、おばあちゃんと呼ぶこともなくなったけど、

夢の中のふみちゃんは、
私の知ってるおばあちゃんだった。
そうそうそんな顔だったって思い出した。

ふみちゃんの心の靄が
ふみちゃんから抜けていきますように。

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