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新世紀と赤い海
新劇場版についての回顧録 今、ヱヴァンゲリオン新劇場版:序 破 QがYou Tubeで無料公開されている。 https://youtu.be/z0AeU-0_bHs 序が公開されたのは私が高校生の頃だった。 ヤシマ作戦とあのドキドキ感とBGMがたまらない!久しぶりにQまで一気に観てしまった。 観たはずなのにシーンの一つ一つに新鮮さがある不思議。 碇シンジ君、お父さんに認められたいの一点突破で「逃げちゃダメだ!」と自分を鼓舞できるのがすごすぎる。 逃げていいよ!シンジ君は逃げていい!!! そう心の中で叫びながらスタジオカラーに感謝しかないなと思っていた。 「ガソリンスタンドで給油するときの給油するアレ」が私にとってはどう考えても「エヴァのコクピットの手のとこのヤツ」としか思えなくて調べたら「給油ノズル」と言うらしい。 あの形状のものはノズルなのか、まぁそうか。 (あまり納得いかない) 新劇場版の作中にでてくる海は赤い。 このことは新劇場版でおそらくキーになる部分であるとあらゆるところで考察されていてしかも海が赤いことは当然のこととして認識されている。 加持リョウジが所属する 国際環境機関法人 日本海洋生態系保存研究機構 海洋資源保存研究施設(長い!) は次回作で伏線が回収されるのでは?と期待したいところである。「ポカ波(新劇場版でシンジ君にポカポカした綾波レイ)」誕生のきっかけの場所だし旧劇場版との大きな変更点だと言える。(期待!) 新劇場版でアスカとレイがエレベーターで一緒になるシーン。旧劇は長い間と殺伐さが際立つけど新劇場版のこのシーンでお互いの手の絆創膏の数を比べてアスカの中で綾波のシンジ君に対する好意を認める瞬間がめちゃくちゃ好き。 「ほんっと!つくづくウルトラバカね!それって好きってことじゃん!!」 この台詞で全員アスカを好きになったと思う。 破のラスト、暴走する初号機とシンジ君に投げかけるミサトの言葉。 「行きなさい!シンジ君 誰かの為じゃない! あなた自身の願いのために!」 14 歳に世界の命運を背負わせた大人としては何とも無責任なことはだしQで態度を豹変させるので納得できない部分もあるがこの台詞はとても好き。 シンジ君に限らず世界のことなんて ほんとはどうなってもいいと思ってる人は少なからずいると思う。 ただ、エヴァの世界のように海も大地も赤くて多くの人が亡くなるような世界はフィクションじゃなくなる可能性がある。 「このまま世界がどうなってしまうのか?」 は個人の人生の物語の中ではあまり重大なことではないかもしれない。 だけどその個人が生きる世界が危機に直面している時、後世にどんな世界を残すのか?という責任は今を生きる私達にはあるのではないだろうか?とも思う。 どんな時代が来ようとも海は青い海がいいな。