¿?⃞吊り

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     苦手な方はお戻り下さい。

不器用な私は首を吊るための縄を作ることにも苦戦した。 自分の意思で 居なくなりたい という衝動が強く、某百円ショップで細い縄を買い、本番を迎えるために2重にして工程を踏み、沢山の動画を見漁っては失敗を何度も繰り返した。

出来上がった頃には希死念慮も消えていた。
数日が経ってから、大量の薬の空き瓶や空き箱と共に入っていた 出来上がった縄 を取り出した。

遺書も書いて準備満たんだった。
覚悟を決め、何分吊られていたのか。
その後、数分の苦しみから少しだけ抜けると、私が見えている世界はオレンジに染まっていた。

その中の世界では、大きな鐘の音が数回と誰かの話し声、大都会の真ん中に取り残されたような感覚、無数の足音と話し声が聞こえたのを今でもはっきり覚えてる。
正気に戻ってしまった私は、首から縄を外してしまった。
冷や汗が止まらず、それでも血の気が引いていて、数十秒後にはとてつもない頭痛に襲われた。
頭痛薬を飲んだが、効いてくれなかった。
全てが私を否定している様な感覚だった。


失敗してしまった焦燥感とこの世に残されてしまった絶望。


全て終われる、終わってやろう。と思っていたはずなのに、全てに抵抗する気持ちで居たはずだったのに。

私は。
本能に、
弱さに負けてしまった。

そんな未遂から何ヶ月も経ち、今も変わらず、躁と鬱を綱渡りする私ですが、これからもこのような形で何だかんだ生き残ってしまうのか。と考えると本当に怖くてたまらないです。

私は０、100思考で、上手くいかなければ終わらせてやる、なんて。
馬鹿みたいですよね。

完璧になれる人間はまずいないと知っているはずなのに。

私はこういう運命なのかな、とも思います。
できることなら、来世はありませんように。