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「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」要約 -自分らしさを取りもどそう-

こんにちは!
今回は海外で30年以上読まれている、大ベストセラーの「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」の中から、すぐに真似できる部分のみを厳選した、アクションプランをまとめました。
ぜひ、最後まで読んでみてください!


「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」とは


「本当にやりたいことはなんですか?」
そんな風に問われても、うまく答えられなかったり、毎日仕事、生活をしていくだけで精一杯で、やりたいことなんて忘れてしまった、という人は多いのではないでしょうか?

この本は、まさにそんな人たちが「自分らしさ」を取り戻すための本、です。

若い人が読むのももちろんいいのですが、仕事や育児が落ちついてきた30代、40代、またこれから引退する年代の方にも、特にぴったりな本になると思います!

私は30代で、小学生の子供がいますが、平日は仕事と育児、休日も子供の行事や、行先も子供が遊べるところか、子供が食べられる飲食店はあるか、などで選択することが多くなり、なかなか自分を優先して、時間の使い方を決める、行先を決める、ということができずに何年も過ごしていました。

すこし時間があいても、自分の趣味に使うのではなく、なんとなくゴロゴロして、スマホでyoutubeをみたり、SNSをみたり、と時間を消費するだけでした。

この本の著者「ジュリア キャメロン」氏は、作家で、原著のタイトルも「The Artist’s Way」というタイトルになっており、芸術家が創造性を回復するために書かれた内容だったと思われますが、なにかアーティスティックな仕事にかかわっていない人でも、活用することができます。

それでは具体的なワーク、アクションプランをみていきましょう!

モーニングページ


この本の中でも、もっとも有名なワークになります!
やり方は、とても簡単で、用意するものはA4用紙とペンだけ。
ペンを手に取って、毎朝A4用紙3枚分、思いつくままに、書いていくだけ。内容はなんでもいい。たとえば、「昨日寝るのが遅くなったから、眠いしだるいな~」でもいいですし、なにも書くことを思いつかないのであれば「今日は、何も思いつくことがないなー」と書いてもいいのです。

誰にも見せる必要はないので、嫌いな人に対して中傷するなど、普通では絶対に発言できないような言葉を書いてしまったとしても、かまいません。

※A4用紙3枚分、ときくと、ハードルを高く感じてしまうかと思いますが、元々が洋書で、英語と日本語では文字数が全く違うので、A4用紙3枚出なくても、1枚でもいいでしょうし、私自身は色々試した結果、一般的なB5サイズの大学ノートを利用しています。

また、枚数を書くことにこだわってしまうと習慣化しづらいので、効果は少し薄れるかもしれませんが、時間で区切って時間が取れる時は30分間書き続ける、時間がないときは、20分、10分だけやる、など決めて、まずは書いてみることを継続するのがおすすめです。
やり始めると、おそらく10分だと、書き足らないような感じがしてくると思います(笑)

また注意点として、必ず自分の手で、紙に書くということは守りましょう。スマートフォンやパソコンにキーボードで文字入力すればいいのでは?という声もあると思いますが、キーボードで入力するのはスピードが上がりすぎることがあり、自分の頭の中を吐き出していくには、やはり手書きが良いとされています。

おすすめのボールペンはジェットストリームや、0秒思考でも紹介されているVCORNなどもいいでしょうし、私はぺんてるの「エナージェル」を愛用しています

モーニングページを書く時間は、できれば、朝おきてすぐ、30分以内くらいに行うことが望ましいです。
やはり、準備をしたり、日中になってからでは、少し目覚めてきて、今日の仕事や予定のことを考えたりし始めてしまうと思います。モーニングページは、潜在的に考えていることや頭の中にたまっている、”ゴミ”を出す、という意味もあるので、まだ少し眠たいくらいのタイミングで行うと、よりすっきりした感覚を得られるし、効果も上がってくると思います!

モーニングページの効果

最初は、こんな思いつくままのことを書いて、なにか意味があるのかな?と思ってしまうかもしれませんが、しばらく続けていくと、以下のようなことが起きると思います

✔頭の中で考えていることを書き出すことで、自分の悩みに気づき、気分がすっきりする 
✔読み返すことで、頻繁に同じワードが出てきていることに気づく 
✔昔のことを思い出すようになる ⇒ つまり以前にやっていたことや好きだったことを思い出す

私は、ワークによって、自分の好きだったこと、自分らしくいられる時間の使い方を思い出すことができました。
ただし、1週間くらいで、すぐに効果が表れる、というものでく、少なくとも1か月以上やってみる必要があるので、まずは、自分が続けやすいようにカスタマイズをしながら、短い時間、少ない枚数などで、やってみる、ということが大切です。

続けることで、ストレスが少なくなったり、またなにか落ち込んだとき、逆に新しいことに挑戦するときに、自分の気持ちをモーニングページの時間で書いてみよう、と思えるようになってきます。
ぜひ、新しい習慣として取り組んでみてください!

※1つ注意点として、私の場合、「モーニングページ」を数か月続けることで、「過去にあった嫌なことや、自分の失敗」をよく思い出すということがありました。
人に言われた嫌なこと、逆に自分が人を傷付けてしまったこと、なんであんなことになったのか、、そんな記憶もよみがえってきました。

ですが、このような記憶も思い出すことで、現在の自分が成長している部分を感じることができたり、同じ失敗をしないように、考えることができたりと、徐々に落ち着いて考えられるようになってきましたので、このような効果も、「モーニングページ」に必要な部分なのかなと、考えています。

アーティストデート

この本の内容では「モーニングページ」がもっとも有名なワークになっていますが、個人的には、この「アーティストデート」の方が、特に刺さりました!

こちらも、やり方は簡単で、「週に1時間程度、自分一人だけで、好きなことをしたり、行きたいところへいく」というワークです。

とても簡単なワークなのですが、みなさん、、会社や家族の中での自分の「役割」を持っていきることで、辞めてしまったことはないでしょうか?
例えば、30代になったら、こういうことをするのは恥ずかしい、とか、父親、母親なんだから、子供を優先しなければならない、という考え方になっている部分も出てくると思います。(※このような考え方がすべて悪い、ということではありません)

すると、もともと好きだったことでも、自分が認識している役割とあっていないから、人からどう見られるか、でいつの間にか好きだったことすら、忘れてしまっていることがあります。

「アーティストデート」はそんな自分の役割や制限をはずして、自分の好きなことができる、好きなことを思い出せる時間になります。

アーティストデートの効果

私は、アーティストデートを続けることで、以下のようなことを思い出しました。

✔服を買うことが好きだったこと
✔いろいろなカフェに行くこと
✔朝からカフェで読書をすること
✔本だけでなく、マンガを読むのが大好きだったこと
✔美術館や博物館などで展示を見るのが好きだったこと

人からみれば、本当に些細で、そんなこと?と思われるかもしれませんが、以前は多く時間を使っていたことばかりでした。でも実際、本当に忘れてい!未就学児を育てている間は本当に記憶がなくなっているレベルの年もあり、自分の事に使えるお金はもちろんですが、「時間」が本当になくなってしまいます。

この「アーティストデート」を行う上で重要なことが、「先に時間を確保する」ということです。休日になってから、何をしようか、と考えることもいいのですが、なにか後から予定が入ってきたり、家族の用事が入ってきたりすることもあるので、少なくとも前日までには、休日の何時になにをする、ということを決めておけるといいですね!

また、もう1点重要な部分がこのアーティストデートは「一人でおこなう」ということです。
誰かと出かけるのも楽しいですが、この時間は、自分の役割を外して時間を過ごすことにあるので、書籍の中でも必ず一人で行うワークとして記載されています。

お金をかける必要はないですし、時間も1時間程度でかまいません。どこかに出かけなくても、かまいません。

私は、早朝にカフェにいく時間をとったり、1時間だけネットカフェにいってマンガを読んだり、博物館や美術館で行われるイベントを調べて予定をたてて、一人の時間を楽しんでいます。

このワークを行うことで「自分の好きなことが分かり、自分を満たせている」という感覚を持てるようになりました。「モーニングページ」との相乗効果で、行ったことがない場所やお店にいってみるなど、他にも忘れていたことを思い出して、やり始めてみたりと、自分の中にも変化があり、チャレンジしてみたい、と思えることが増えました。

「モーニングページ」のハードルを高く感じられる方は、この「アーティストデート」からやってみてもいいかもしれませんね。

みなさんも、ぜひ、自分だけの時間を楽しんでください。

まとめ

〇モーニングページのやり方
 ・毎朝A4用紙3枚分、頭に浮かんだことをペンで紙にかく
 ・くだらない内容や人への中傷などであっても書いていい
  (かっこつけずに書く)
 ・ノートは人に見せない

〇アーティストデートのやりかた
 
・週に1時間程度、自分一人で好きなこと、好きな場所へ行く時間をとる
 ・必ず一人で行う
 ・時間は、当日ではなく、前日までには確保しておく

いかがでしたでしょうか?何十年も読みつづけられる、大ベストセラーであることが納得のワークが紹介されている名著「ずっとやりたかったことを、やりなさい。をご紹介しました。」

2つのワーク、どちらも簡単に、明日から実行できる内容になっています。
続けることで、自分の変化を感じられる内容になっていますので、この記事を読んで新しい習慣として取り入れていただければ幸いです。


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