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【要約】「半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる」-仕事も情報も減らすことでより豊かに-

こんにちは!たば@oyasumi_949です!

今回は、情報も食事も、仕事も多すぎる時代に、「減らす」ことでより豊かに暮らすための生活術が書かれた、「半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる」をご紹介します!

特に役立つ部分をアクションプランとしてまとめましたのでぜひ、最後まで読んでみてください!

本の基本情報

半分、減らす。―――「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる

著者:川野 泰周
発刊:2021/10/19
出版社:三笠書房

「半分、減らす。」とは

いつも仕事が膨大にあって、忙しい、休日は平日にできなかったタスクや人と会う約束もある、届いたDMや請求書の対応、SNSのチェック、サブスクには見たい動画が溜まっていて、消化できない、やらないといけないことはたくさんあるのに、身体は思うようにうごかない。。

みなさんも、こんなお悩みはないでしょうか??私も仕事が終わってからの時間や、休日は能動的にうごきたいのに、ついついだらけてしまったり、サブスクで何を見るか選んでいるだけで、数十分かかったうえに、結局何も見ない、なんていうこともあります(苦笑)

現代人は、食事も情報も、そして仕事も多すぎる。自発的に減らすように行動しないとストレスはたまる一方ですね。

今回の「半分、減らす。」はなんと、「医師でありながら禅僧」である「川野 泰周」さんが書かれた本で、いまあるものを「減らす」ことに注目して、ストレスを減らし、生産性を上げるという生活術が紹介された本になります。

著者の川野さん自身が、複数の仕事を平行されているうえに、複数の著作も出版されている経歴の方、かつ医師という視点と、僧侶という視点を持っておられるので、その考え方は、どんな人にも参考になると思います。

ぜひ、みなさんも「半分、減らす。」を読んで、多すぎるものを減らし、シンプルにそして豊な生活を実現いただければと思います!

なぜ「半分、減らす」のがいいのか?

食事やスマホ、SNSの利用時間、仕事の量や残業時間、どれも減らした方がいいな、という思いはみなさんお持ちだと思います。自分でもわかっているし、周りからも減らした方がいいよ、と言われることはありますが、なかなか行動を変えるところまではいけないことが多いと思います。

1つの原因としては、「どのくらい減らすのか」、という指標がないため、毎日なんとなく、同じような生活を繰り返してしまっているというのがほとんどの人に起きていることではないでしょうか。

とはいえ、ゲームやスマホ、ジャンクフード、お酒など「無駄なものを全部ゼロにしろ」といわれたら、抵抗が大きくなりますし、20%減らしましょう、だと、計測するのが難しくなり、継続がしづらいですね。

今回は「半分」というわかりやすい指標があることで、減らす量が分かりやすいので、行動につなげやすいですね。

2時間やっていたことを1時間にしてみる。
毎日お酒を飲んでいるのであれば、2日に1回にしてみる。
ごはんの量をいままでの半分にしてみる。など20%30%よりも、「半分」というものはとても分かりやすいと思います。

また、10%ずつ減らそう、というのも取り組めればもちろん効果はでるのですが、やはり行動を変えて、生活を変化させるときには「ちょっと減らそう」だと、元に戻ってしまいやすいので「半分」と決めてしまうことで、習慣を大きく変える意識を強く持てるようになります。

今回挙げている、スマホ、SNS、ジャンクフード、お酒など、どれも依存性が強いものですから、ルールを決めることで、減らしていくのがよいですね。

スマホの使用時間を「半分、減らす。」

本書の中でも紹介されていますが、30年ほど前は、待ち合わせ場所、電車の中、人があつまるイベントなどでも、もちろんスマートフォン自体が存在しなかったため、みんな本や新聞を読む、周りの景色を見るなどしていました、それが今は、ほとんどの人がどの時間でもスマホを見てすごす、ということが当たり前になっていますね。
出かけている場所でもそうですし、朝はスマホのアラームで起き、溜まったSNSやLINE、メールのチェック、様々なアプリに表示されている通知、気づけば見てしまっているニュースや広告、、
食事中はもちろん、歩きながら、信号待ち、お風呂やトイレにも持ち込んでいる人もいるでしょう。

以前の時代と比べると、どれだけの情報が、一気に入ってきているか、よく分かりますね。
スマホは、1台で電話はもちろん、パソコン、カメラ、、音楽プレーヤー、ゲーム機、辞書、書籍リーダーとなんにでも使えてコンパクトという、信じられないほど便利なものですが、うまく付き合っていかないと、情報過多になり、時間も吸い取られてしまいます。

次の項目で、スマホ時間の減らし方をご紹介します!

寝る前のスマホを減らす

本書で紹介されていますが「1日2時間を超えるスクリーンタイム」はうつのリスクを高める、という結果が「スマホ脳」の著者である精神科医のアンデシュ・ハンセン博士が発表されているそうです。

実際、1日でスマホを使っている時間は、2時間ではなく、数時間以上使っている方がほとんどではないでしょうか。

一気に全部を減らすことはしなくていいので、本書ではまず、「寝る前の時間」にスマホを見るのをやめることが推奨されています。

寝る前にスマホをみてしまうと、画面の光やブルーライトはもちろん、調べものやネットショッピングをしていたら、次のものも気になって止まらなくなってしまう、本やマンガを読んでいたら続きが気になってしまい、寝不足になってしまった、という経験のある人も多いと思います。

手元にスマホを置いておくと、どうしても手が伸びてしまうので、スマホを手放す最大のコツとして「スマホと物理的に距離を置く」ということが紹介されています。

スマホを枕元、ベッドサイドに置かない。寝室の中でも離れた、ところ、立ち上がらないと取れないところにおいてしまうのがよさそうですね。
できる方は、目覚まし時計は別途用意して、引き出しの中にしまう、スマホ自体は別の部屋に置く、電源を切ってしまうのも効果が高いですね。

慣れるまでは、物足りない感じがするかもしれませんが、寝る前にストレッチをしたり、情報を取り入れずに、リラックスする時間にあてることで、睡眠の質の向上が期待できますよ。

寝る前の行動については、以前紹介した「スゴイ早起き」の記事にもまとめていますので、チェックしてみてください。

スクリーンタイムを設定する

特定のアプリを使いすぎてしまう、という方は、iphoneであれば「スクリーンタイム」Androidであれば「Digital Wellbeing」で利用時間を設定してみましょう。

この機能を使うことで、時間ごと、エンターテイメント、ゲームのようなジャンルごと、またはアプリごとで、時間を制限することができるようになります。

ゲームや動画サイトなど、決まったアプリを長時間つかってしまう、という方にもとても有効ですね。

私は、22時~翌5時までは電話など最低限の機能以外は、すべて利用ができない設定、また、SNSとエンターテイメントはそれぞれ1時間ずつ使ったら、以降の時間は、制限がかかるように設定しています。

自分で設定したものなので、簡単に、「あと15分」など延長することはできてしまうのですが、アプリを使う前に、一度制限の画面が出てくれることで、他にやらなければならないことはなにか、考え直して、手を止めることができるようになります。

設定するだけなら簡単にできますので、自分のスクリーンタイムを確認しながら、「半分、減らす」の気持ちで設定をして、スマホに振り回されない生活を手に入れましょう。

仕事を「半分、減らす。」

仕事が半分になったらいいな~、と思いますよね(笑)
実際、いきなり半分に減らせと言われても、そんなことできるなら最初からやってるよ、とかなり抵抗感が強くなってしまうと思います。
また、仕事をしていれば、より効率的に、より生産性をあげて、と減るどころか、様々な指標で評価され、もっと忙しくなっている、と感じているかたも多いでしょう。

ここでは、著者が紹介されている本当の意味での生産性の上げ方について、みていきましょう!

仕事を減らすと生産性が上がる?

仕事を1割だけ減らす、であれば、なにかやり方を思いつく部分はあると思いますが、半分に、と言われると、現実的でないと考えてしまいますよね。
やはり半分、となると、普通のやり方では、達成ができないので、仕事を抜本的に見直すことや、人に任せてしまう、自社で対応せずにアウトソースする、打ち合わせ、会議の時間や回数を半分にする、など、自分だけでなく、部署や会社全体のルールに関するところまで、考える必要がありそうです。

こうなると、権限などの問題で、自分ではできない、ということがあると思いますが、例えば、体調を崩したとき、なにか家庭の事情があったときには、みなさん、急に休みをとったり、早退したり、残業せずに帰る、などしているのではないでしょうか。
それで、会社にとてつもない損害がでたり、会社が倒産してしまった、なんてことは、実際にはないと思います。
急遽のときは、他の人にお願いをしたり、期限を延ばしてもらったり、もちろん、仕事上の迷惑をかけてしまっている部分はあると思いますが、仕事の量という部分では、半分とか、それ以下になっていて、かつ仕事は回っている、という、高い生産性が出た結果になっていると思います。

実際に取り組むのには難しい面もあると思いますが、一度改めて、自分の仕事を棚卸して、期限や回数を変化させられるところはないか、無くすことはできないか、他の人に任せられる部分はないか、見直しをしてみましょう。

仕事を抱え込んでしまっていないか

「仕事が終わらない」という方は、人に仕事を任せられなかったり、または、自分がやらなくていい仕事まで、自分で抱え込んでしまったりする傾向はないでしょうか。

本書で紹介されている考え方として「自分を信じて、人を信じる」ことで自分の容量を超えた仕事を適任な人に分担してもらえるようになる、という箇所があります。
もちろん、自分で対応している仕事は、自分が対応するのが、正確で早い、という側面もあると思います。
しかし、それは一人で対応したとき、の話しであって、複数名でとりかかった場合の方が、圧倒的に早いですよね。最初はレクチャーをしたり、うまく伝わらなかったりすることもありますが、同じ仕事を対応できる人が増えると、まったく違った結果になるはずです。

また、自分が対応するよりも、もっとその業務が得意な人もいるはずです。より得意な人や部署にお願いをすることで、全体がスムーズになる可能性もありますね。

責任感の強い、まじめな方ほど、「自分でやらなくては」と感じてしまい、仕事を抱え込んでしまうことがあると思うので、「たまには仕事を断る」「他の人に任せる」、というやり方もあることを覚えておきましょう。
とはいえ、そういった方は仕事も真面目に対応されるので、信頼され、仕事が集まってしまうのですよね(苦笑)
一番大事なのは、自分自身ですし、オーバーワークにならず、適度な業務量にすること、そして、量を減らす方法や考え方はないか、探し続けることができるとよいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、毎日を充実させるための、「半分、減らす。」をご紹介しました。

スマホ、情報、仕事、食事など自分の生活にかかわるものを半分にする意識を持つことで、生活をよりシンプルにすることができるようになります。

今回ご紹介している内容以外にも、モノの減らし方、食事の減らし方、味わい方など他にもたくさんのポイントや、人生がもっとよくなる方法が掲載されていますので「半分、減らす。」を手に取って読んでいただけるとうれしいです。

また、この本は「kindle unlimited」にも登録されています!
月額980円と書籍1冊以下の価格で、200万冊以上の本が読み放題と、本当におすすめのサービスなので、こちらもぜひチェックしてみていただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたmm


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