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「頭がいい人の読書術」要約 -1冊10分でインプットする方法-

こんにちは!
今回は数ある「読書術」に関する書籍の中でも、本を早く読む、ということを取り上げられている、「頭がいい人の読書術」の中から、みなさんの読書ライフに取り入れられる、アクションプランをまとめました。
ぜひ、最後まで読んでみてください!


「頭がいい人の読書術」とは

せっかくビジネス書、自己啓発書を買ったのに、机や本棚に置いたままになっている、いわゆる「積読」になっている、という方は多いのではないでしょうか?

本を買うときは、「この本を読んでなにかを変えよう!」と気力がでていたはずなのに、なぜか、いざ読もうとすると、時間がなかったり、なかなか読む気が出なくなりますよね(笑)

本を読むには、読みやすいものでも最低2時間程度はかかりますし、忙しい毎日に追われて、ついつい本を開くのも、おっくうになってしまいまうのはすごく分かります。

それが、もし「1冊10分」で読むことができたらどうでしょうか?
きっと、面倒に感じていた読書が楽しくなってくるとは思いませんか?

今回紹介する「頭がいい人の読書術」は、超人気コラムニストとして、多数の文章術に関する書籍を発表されている尾藤 克之さんの書かれた本です。尾藤 克之さんが書籍の紹介をすることで、ベストセラーにつながったことも多数あるそう。

そんな著者が、どのようにして、短時間でのインプット(読書)とアウトプット(記事作成)をされているのかが、具体的に書いてありますので、「たくさんの本を読んで知識を深めたい」「仕事の悩みを本を読むことで解決したい」といった方には、特におすすめの本になります!

1冊10分で読むための具体的な方法 

それでは早速、みなさんが気になる、本を1冊10分で読む方法を具体的に紹介していきましょう!

ページの上3分の1だけ読む

はい、まず驚くと思いますが、この本で紹介されている「本を早く読む」という部分では、最も具体的な部分になります。

皆さん気になるのが、3分の1だけでは、早く読み終わるだけで、内容が理解できず、意味がないのでは?というところになると思います。

これが、当然考えられていて、なんと、ページの上3分の1を読むだけでも、実際60%程度は理解ができるんです。

具体的には、まず、3分の1を読もうとしても、人間の視野角として、ページの半分、全体の50%くらいは目に入ってしまいます。そのため、実際目にしっかり入ってくるのは3分の1であっても、ページ半分は認識してしまう、というものになります。

実際に、なにかの書籍で試してみていただくと、一番わかりやすいと思いますが、意外と半分程度目に入ってくれば、おおよその内容を理解することができます!

これは、いわゆる主語、述語、修飾語の使い方で、「誰が、何を」といった部分が、縦書きであれば本の上の方に集中するためです。

例えば、以下のような例文があるとして、太字の部分だけを読んでいっても、おおよその情報が分かってくると思います
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私が大手コンサルティング会社A社に入社したのはもう10年前のことだ。
A社では、まず、既存の業務の生産性改善プロジェクトに取り組むことになった。
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また、文章自体がつながっていなかったり、順番が入れ替わっていても、人間は文字を読むことができるタイポグリセミア現象も手伝って、すでにしっている情報や、過去に読んだ本の内容などから、欠けている文章は、頭の中で、補完されていきます。

改めて、人間の脳って、AIとかよりもすごいですよね。。

※注意点として、この方法は、ビジネス書、自己啓発書、実用書といった類の本には使えますが、小説など、読みこむことで楽しめるタイプの本には使えません※

目的を意識して読む

まずは、みなさん、本を読むときに目次って読んでいますでしょうか?
本を全部読もう、という意識でいると、冒頭の文章のあとから、そのまま目次は飛ばして第1章に進んでいる方も多いかなと思います。

せっかくの本ですし、どのページに重要なことが書いてあるかわからないし、せっかくなら全部読みたい、と思ってしまうところですが、みなさんも自己啓発書やビジネス書などを読むときは、なにか目的を持って本を手に取っていると思います。

例えば「自分の時間を確保する方法をしりたい」「部下との関係性をよくする方法をしりたい」「早起きして朝活するメリットをしりたい」などなどあると思います。

このように目的が決まっているのであれば、悩みを解決する部分や具体的な方法論が分かれば、読書の目的は達成されるので、まずは目次をみて、おおよそ具体的な部分が書いてあるところを選んで読むことで、読む文章をかなり減らすことができますし、「自分が知りたいところを探す」という読み方をすると、読む時間も早くなります。

もちろん、著者の経歴であったり、そこに至るまでのストーリーもすべて時間をかけて読みたい、という場合は、全部読んでも構いません。

ただ、みなさん、忙しい中で、本を読んで、なにかを得たいと思っているはずですので、まずは、大事なポイントだけ読んで、なにか今後の行動に生かせる部分を見つける、という読み方をして、みると、よりたくさんの本を読むことができると思います。

時間を意識して読む

本を読むときに、今日は15分だけ読書しよう、とタイマーをかける人はいらっしゃるかと思いますし、読書を習慣づけるのにとてもいい方法ですね。

ただ、この本を〇分以内で、要約できる程度に、理解しよう、と「時間制限」をつけて、読んでいる人は、ほとんどいないのではないのでしょうか。

時間があるときは中々仕事が手につかなかったのに、期限の直前になると、資料を完成させることができたということがあると思います。

また夏休みの宿題も最後の方で焦りから、一気に片付けることができた、という経験がある人もいるかと思います。

このように、時間を制限して、その中でできる範囲、と先に決めてしまうことで、より、自分が知りたいポイントを探すことが上手くいったり、要点だけ理解しよう、と意識できるようになっていきます。

最初から1冊10分は難しいので、カウントアップのタイマーで、今日は30分かかった、次はもう少し早くしてみよう、とか、カウントダウンのタイマーで20分でどこまでできるかやってみよう、など試してみると、楽しく取り組めると思います!

時間で割り切ってしまうことで、すきま時間で読書できますし、ストレスもかかりにくいですね。

パレートの法則(80:20)の法則

パレートの法則をご存じの方も多いかと思います。
これは、売上の80%は20%の人気商品が生み出しているというような、数値分析するとなんでも80:20に近い数値になる、というものです。

本も、重要な20%を読めば、全体の80%が理解できると、この法則に当てはめることができます。

全体をまんべんなく読むのもいいですが、時間を制限して読む場合も、読み飛ばす部分と、気になった部分があれば、ページ全体をしっかり読み込む、という分に、時間の配分も気にしてみると、より短時間で理解できるようになります。

アウトプットありきで読む

読書術の本がたくさん出版されている背景に、「本を読んでも内容を覚えられない」「まとめ方が分からない」というニーズがあるのだと思います。(私もたくさん読んでいます汗)

著者がおすすめされている、方法として「アウトプット」を意識して、読むという部分があります。

これは、簡単なところでは、読んだら人に話す、でもいいですし、100文字程度に感想をまとめるなどして、amazonなどにレビューを投稿する、SNSに投稿する、といったところからはじめてかまいません。

読書サイトへの投稿になると、読書家の人もたくさんの中で少しハードルがあがってしまうので、短い文章での発信や、メモ書き程度から取り組むのがよいでしょう。

だんだんと慣れてきたら、読書サイトであったり、1000文字を超えてくるのであれば、ブログにも挑戦してみるといいですね!

自分でメモをとっておくのもいいのですが、人に話す、発信することで、なにか反響が得られて、より記憶に定着する、大事な部分をもう一度読み直して復習する、という習慣にもつながるので、ライトに発信してみる、というところからはじめてみましょう。

読書をする上での大切なこと

この本では「読書は楽しむことが最も大切」と書かれています。

読書は楽しいもののはずですが、冒頭のように、最初は読みたいと思って買ってきたはずの本が、読むのが面倒になって、うっとうしくなってきたりしては、とてももったいないです。

本当に自分にマッチしていて、面白い、と感じる本であれば、ビジネス書であっても、ページをめくる手が止まらなくなるような本もあります。

そんな本に出会っていくためにも、全部の本を読むのではなく、自分にあった本を見つけていく、全部のページを読まずに、必要な部分だけしっかり読み込むという読み方をしていくことで、読書が時間のかかるもの、から短時間で必要な情報だけを取得して、自分の行動を変えていく、というところにつなげられるものになると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、1冊10分で読める、「頭がいい人の読書術」をご紹介しました。

この方法でずっと積読になっている本を読むのもいいですし、もしかすると、読む気が起きない本は、今の自分には必要ないものかもしれないので、本棚にしまって、いますぐ読みたくなるような、新しい本を探してみましょう!

今回ご紹介している内容以外にも、読書に関する有効な情報がたくさん書かれていますので、ぜひ、「頭がいい人の読書術」を手に取って読んでいただけるとうれしいです。

また、この本は「kindle unlimited」にも登録されています!
月額980円で、他にもたくさんのジャンルの名著が読み放題なので、こちらもチェックしてみていただければと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたmm


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