現在までの話【社会人編】

前回の続き

1社目（新卒）

私が初めて勤めた会社は地元のブライダル衣裳店。とはいえ、主にブライダル事業が稼働しているは本社だけで、配属店舗は成人式の振袖や卒業袴を主としており、私はコーディネーターとして働いていました。従業員は40代以上の人がほとんどで同期はいません。

内定後からの月1.2回程のバイトで働いており4つ上の先輩（Aさん）から業務のことを教えてもらっていましたが、最初に嫌な予感がしたのは入社直前の3月。

4月からのシフトを確認すると、
Aさんの欄がなくなっていることに気づき、
即その先輩に問い詰めました。
そしたらなんと退職！
Aさんは私がバイトし始める2ヶ月前に入社しており、
8か月で退職することになります。

理由を聞くと、
「社員を奴隷としか思ってないようなこんな会社で働けない」｢この会社で1年続いたら優秀｣とのこと。

まだ働き始めていない私にはあまり現実的に考えられませんでしたが、嫌な予感がしました。

そしてその予感的中。

• 入社後、2週間もせず営業終了までの1～2時間をひとりにさせられ、お客様からの問い合わせや飛び込みで来店されても対応できずパニック。
  
  

• 1人になった時間を狙ってるかのように毎日社長から電話がかかってきて分からなかったら頭ごなしにお説教。
  ⇒これにより過呼吸初めて発症。
  後に電話は掛けてこないでと上司に伝えてもらい、おさまる。

• 店舗の1つが従業員0になる。(異常事態)
  私の店舗からも交代で強制的に行かされ、
  一日中1人で勤務。店舗によりプラン等勝手が全く異なるため飛び込みや電話が本当に恐怖。分からないことあっても電話で逐一聞くしかない。
  

• 値段があるようでない
  一応決められた値段があるものの、接客するスタッフによって大幅に値段を変えて契約を取るのでややこしい。同じ衣装でも謎の値引きがされていたりするので、サービスの差がありすぎる。これが常態化している。
  
  

• お局と社長がべったりのため、店舗で起きたことがお局の耳に入ると社長に即伝わる。
  
  

• 他店舗のシフト知らないだけで怒られる。
  共有してないから知ってるわけないのに。
  
  

• 店に従業員を監視するカメラがあり、私が物を取りにちょっと死角になる所に行くと電話がかかり、｢なんでフロントにいないんだ！お客様が来たらどうするんだ！｣と怒鳴られる。これが定期的にある。
  ちなみに説教の平均時間は15分～30分。酷い時は1時間。私が弁明しようとするも、かぶせて一生社長が怒鳴ってくる。
  
  

• 本社の性悪な人数名と、自店舗のお局に伝えたことは、曲がりに曲がって全く違う事実として社長に伝わり、こちらが怒られる。
  毎日伝言ゲーム状態。
  本社の従業員に嫌味を言われることは日常茶飯事。
  

• お局は自分の地位を守るため自分のミスを認めないうえ、事実と違うことを言い社長もお局の言うことを100%信じるため、2倍で厄介。またもこちらのせいにされ、怒られる。
  
  

• 上が昭和人間のため時代に追いつけず、ライバル店に顧客が流れ、売上毎月赤字で未来がない。もちろん、色んな手は尽くした。

...などなど。これは一部の出来事にすぎません。

4月の時点で辞めたくて仕方なかったですが、さすがにそれはまずいと思い、1年は続けることにしました。理不尽なことで怒鳴られる度に悔しくて幾度となく職場で泣いていたものの、とうとう堪忍袋の緒が切れ、社長と喧嘩&お局と喧嘩。自店舗の他の従業員は本当にいい人が多く、出来ることならまだ一緒に働きたかったですが、｢こんなところで20代過ごしたくない！｣と思い、今年4月に退職。

2社目

離職期間中に、｢せっかくブライダルの学校卒業したんだから｣と思い、ウェディングプランナーをもう一度目指すことにしました。そして、9月にとあるブライダルやホテル事業をしている会社に新規プランナーとして入社。同期は6人です。

しかし、初日から私の危機察知能力が動きます。

• 労働のサブスク状態
  フレックス制と言いながら実際はほとんど機能しておらず、定時と残業という概念がない。毎日、終礼で退社時間何時目標か1人ずつ宣言するが、毎日私より早く来て、私より帰るのが遅い先輩を見て数か月後の自分が恐ろしくなる。月額制の働き放題...😱

• 放置
  1日のタイムスケジュールはあるものの、
  大半は具体的に何するかは書かれていない。先輩(トレーナー)が事務所にいれば指示を仰げるが、土日はほぼ新規接客に出ずっぱりのため、完全フリー。とりあえずできそうなことをしてみるけども。

• 業務量に対する従業員の少なさ
  私の配属エリアは2店舗がほぼ隣接しているため、新規プランナーは両方担当だが支配人や部長入れ4人しかいない。プラス日々の事務作業や会議準備などしているとそりゃもう帰れない。固定残業時間40時間と知ってて、早くタスク終わらせれば早く帰れるだろうと思っていた私の考えは甘かった。
  帰れる訳が無い！

• 休憩できない
  事務所が本当に狭く休憩所がないため、デスクで食べているが、驚いたのがみんな休憩しない！と言うよりは休憩している暇がないの方が正しいかもしれない。
  色んな仕事の会話がされている中、横でミーティングしている中、もぐもぐ休憩取れるかー！😩と思い結局みんな休憩しないからできない。結構苦痛。

• 部長・先輩が威圧的
  契約を悩まれているお客様の悪口を狭い事務所の中ずっと隣で会話され、悪気は無いと思うが私のミスも｢くらげさん今日こんなミスしたんですー😂｣と部長に話され笑われストレスフル状態。

• 社内ツールからの通知
  早朝だろうが深夜だろうが休みだろうが、ひっきりなしに届く全店舗の社内報告やらチャット。通知切ることは出来るものの、急なメンションに気づけない時もあり気が抜けない。

• 中途の試練｢知ってて当たり前｣
  社会人経験あるけど会社違うし職種も違うから知ってる訳ない！
  さらに、なんやねんと思ったこと。
  電話ロープレで駐車場の場所を聞かれ案内できず、先輩に聞いたところ、
  ｢駐車場の場所も知らないのー？部長がいっつも車停めてるじゃん｣...知らんがな。来る方向違うねんから。教えてもらってないねん！

• おかしなスケジュール
  プランナーデビューまで、レクチャーやロープレがあるが、レクチャー後ロープレ2回ほどしてテスト...！？絶対出来るわけないスケジュール感で絶望。それに何も疑問を持ってない上司。もうびっくり。

• 営業時間外の接客
  土日は10:00～だから、新規枠は1番早くて10:00だと思ってたら9:00に予約‼️さすがに疑問に思って聞くと、｢お客さんは1日に2会場くらい見学する人が多いでしょ？午前に違う会場に行かれて午後こっちだと不利なんだよね。｣と言われる。
  1番早い新規予約の1時間前には出社なので、通勤1時間越えの私にはかなり打撃。もちろん早く出社しても9:00出勤扱い。
  そりゃ長時間労働になるわけよ。

そして、限界を迎えていた日。

私の1か月前に入社したほぼ同期の先輩(Bさん)が
そんな私の異変に気づいて、別室に連れて
｢大丈夫？何となくだけど、限界きてない？｣
と声をかけてくださり、私はその場で大号泣。

またも過呼吸状態になってしまいました。

今まで3回ほどなりましたが、1番辛くこのまま死ぬんじゃないかと思うくらい息が出来ませんでした。

Bさんも1か月前同じような思いをしており、
今でも通勤中涙が止まらない日があるそうです。
この会社に入社するまでの苦悩も似ている部分があり、共感出来ることばかりでした。

そして、Bさんと話す中で決意が固まりました。

やっぱり私はここでは続けられない。

不運にも翌日が歓迎会だったため、
さすがに歓迎されてから辞めるのは
気まずいと思い、その日は仮病で休みを取り
次の日の定休日、退職代行でとびました。

同期のうち、1人は同じ店舗の違うセクションにいましたが、誰にも辞めることは話さず。

さらに驚いたのが、私がとんだ翌日にその同期から定休日明けに辞めると連絡を貰いました。
理由は似たような事でした。

後に知ったのですが、私たちの他にもう1人同期が同じタイミングで辞めていました。話し合っていた訳でもないのに、7人中3人が２週間足らずで退職したことになります。

今思えば私のエリアでは、
12人中2人しか中途がおらず、内1人は経験者。
新卒からいる社員がほとんどで、他の会社を知らない人からしてみればこの会社がすべてなのでしょう。労働面も「これが当たり前」。

覚悟はしていましたが、考えが甘かったようです。
メンタル弱いね、私。

＊＊＊＊＊＊＊

わずか10日で退職。
それでも後悔は全くありません。
きっと今もあの場所にいれば、
もっと辛い毎日を送っていたでしょう。

とはいえ、今だって「次はなにをしようか」
「もう3回目はない」「失敗できない」と
悩みに悩んでます。

ただ悩んでも何か解決するわけでもなく、
お金は減っていく一方なので、
特別働きたい場所ではないですが、そこそこ時給のいいところを見つけてフリーターしています。
履歴書もこれ以上汚すことはできないので。

確実に言えることは、
息をしている感覚があること。

最後に通勤した日、思ったのです。

専門学生時代、人身事故のせいで帰宅が遅くなることにあんなにイライラしてたくせに、
今はなんだか気持ちがわかってしまうと。

私だって一歩間違えれば
そちら側の人間になっていたかもしれない。

瀬戸際で生きています。

ここまでが現在の話。

2度の離職期間中のお話は、また今度します。

思っていた以上に長文になってしまいました（笑）
ご覧いただきありがとうございました🌱