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24歳。職を追われ、転職へ。


嘲笑ってくれてもかまわない。
...が、わかる人にはわかって欲しい。
私は、未だ「内定」を伝説だと思っている。

私は就職活動がうまくいかないまま4年制大学を卒業。その後は取得した国家資格と親のコネをあてにして、今年の5月から非正規の専門職として雇われている。

そして先月。今働いている職場で正社員の採用試験が実施された。非正規の私の席に正社員を座らせるという名目の試験だ。私は、現在の立場がコネ採用であることに負い目を感じながらも、上司からお声掛けをいただいたこともあり、採用試験を受けた。しかし、現実は簡単でない。結果は補欠となり、内定には至らなかった。自分への不甲斐なさを感じたと同時に、クビ切られた気分でもあった。...というかこれはもうクビ宣告と言っても過言ではない。事実、クビであろう。

私は現在の居場所を、職を追われた。
採用面接のときに、キャリアビジョンを思い描けていないことが伝わってしまったのは、自業自得であると認めざるを得ないが、人事諸君は、そんなハッタリが聞きたかったのかい?くだらないね、と思ってしまった。勤務して半年未満、キャリアビジョンなんて描けるか。...描けるのだろうか。きっとインチキで優秀な人であればうまく方便を垂れてその答弁をやり過ごすのだろう。
私にはその技術と精神力がなかったのだ。
情けがないと感じながらも、己のこの素直さには誇りを持っている。

日々、新卒非正規専門職として真面目に仕事に取り組んできたつもりだ。
モームリだなんて言わずに、きちんと出勤しているじゃあないか。
ここで、思ったことを素直に口にしてみて良いだろうか。
「人事、クソ喰らえ。」である。


こうなってしまえば、毎日の非正規スマイルにも限界が来る。
朝の挨拶、休憩時間中の会話、退勤時の挨拶etc...非正規スマイルには多大なエネルギーを使う。
明日を追われる非正規に正社員のような余裕はないのだ。こんな立場で笑えるか。笑えたらもっと気楽なはずだ。今後は非正規ブアイソウで出勤だ。私はもう負け犬でもいい。人事には憤慨を許して欲しい。


このような経緯があり、転職への一歩を踏み出した私である。
...が。

証明写真を撮り、1,000円。
100均で角2封筒と履歴書を購入し、220円。

これが、転職をする上でのツールでしかないことに気づいた瞬間、私は正気を保つことができない。

内定は伝説だと思っている私からすれば、この転職ツールにかけた費用はカムバックのない投げ銭だ。
祈られるためにセルフお賽銭をしているのではないかと考えると鬱だ。
ジャパニーズセルフお賽銭。なんて涙ぐましい。
私は大学在学中も卒業見込証明書や成績証明書の発行に費用をかけてきた方だった。
どうせシュレッダーにかけられる運命であるのに。
紙切れにお金をかけている。
わりと費用のかかる就職活動の先にあるのは「労働する権利」だというのだから真顔にもなる。

さて、今日はここまで。
転職活動については今後記録していくかもしれません。

おやすみ世界

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