静嘉堂@丸の内
行ったところ
静嘉堂@丸の内
開館時間:10:00~17:00(金曜は18:00まで、最終入館30分前)
最寄り:千代田線二重橋駅3分、東京駅5分、有楽町駅5分
開館記念展目的に訪問
おそらく訪問する人の多くのお目当ては曜変天目だったのでは
完全なものは世界でも日本の3つしか現存してないらしく、全部国宝に指定されている(そのうち一点はほとんど公開されていない)ので、中々見る機会がなく…
むか~しに大阪市の東洋陶磁美術館で(国宝ではないけど)曜変が展示されていたのを見て一目惚れ、「また見られないかな~」と思っていたら国宝を見る機会が!うれしい!
@ホワイエ
そもそも建物自体が重要文化財(明治生命館)
平日午後に訪問したけど結構な人だかり
着物のマダムが多くて、普通の私服で来た私はちょっとビビる
展示室は撮影NGだったけど、ここは撮影可能だった
白・金・黒で豪華な雰囲気だけどいやらしい感じがなくて、ビカビカしていないのが良いな~
2階の手すりが綺麗でお気に入りポイント
事前予約した時間の少し前に到着したら既に列が…
gallery1からホワイエを囲む形で、少し細めの展示室をぐるっと回る構成になっているので、時間を少し遅らせて訪問する方が良かったかもしれない
ホワイエにはソファがいくつかあって、休憩できるのもいい
曜変天目って?的な解説ボードと、静嘉堂についての動画が見られるようになっていたので、少し混雑が緩和してから観賞しました
響きあう名宝 曜変・琳派のかがやき
第1章 静嘉堂コレクションの嚆矢-岩﨑彌之助の名宝蒐集
床がふかふか!足音が響かなくていい~
各展示の解説パネルに加えて、歴史・伝来についても解説しているパネルがあったり読みごたえがある 歴史好きな人は好きそう(歴史少し苦手人間)
国宝や重要文化財、重要美術品が当たり前に部屋ごとに存在しているのがすごいよ
第2章 中国文化の粋(第2部 明~清時代)
『雲龍堆朱盆』や『堆朱牡丹文稜花盆』、中国という感じの(?)朱色が綺麗でいいですね
でも『青磁刻花花卉文鉢』見て、やっぱり青……という気持ちになり、『吹青輪花盤』に心を射抜かれた 深い青、大好き
全く調べずに訪問した自分が100悪いんだけど、前期に展示されてた油滴天目、超見たかった~~~~~~~~
第3章 金銀かがやく琳派の美
伝 尾形光琳『鶴鹿図屏風』、色の置き方で桜に立体感があって好き
でも、酒井抱一の『波図屏風』が一番良かったかな……
一目見て「か、かっこいい~!」になった
波の合間に見える白線、いい…
解説にある「月光にあたる波の色」に大納得して、顔を上げると屏風がますますキラキラして見えた
月に照らされた夜の海が見たくなる
第4章 国宝「曜変天目」を伝えゆくー岩﨑小彌太の審美眼
『三彩鴨形容器』、とっても可愛くて玄関に飾りたくなったよ…
羽毛の表現がすごい好き
あと、『白磁刻花蓮花文輪花鉢』もよかったな
象牙色がやわらかくて好き
そしてお目当て『曜変天目(稲葉天目)』!
周りはずっと人が絶えず、解説も対角線上に二つ配置されていて、流石人気の展示だ~になりました
器内側の宇宙のようなキラキラは勿論のこと、裾の釉溜まりもいいな~
内側のきらめきと対照的なちょっと重量感がある釉溜まり、バランス感が大好き
観賞できて良かったな~という気持ちと、独り占めして観賞できたあのときの記憶が忘れられない……という気持ちが入り混じっている
そういう機会にまた恵まれたいので、頑張って徳を積もうと思います