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第二章 医療に殺される

「予防医療」センターは「患者を呼ぼう」センター

近藤 しかしいまの医者は、めしのタネとして健康な人も引っぱってくるしかなくなっている。

医療業界は「治療する意味がなくても、患者を増やそう」という意思にに貫かれてるように見えますよ。

痛みや苦しみがあって病院に来る人だけ診てたら、商売にならない。

だから、健康に暮らしている人の中から「病気」を掘りおこして治療して、業界の繁栄を図っていこうという。

医者不足と言われるのも、意味のない人間ドックや健診・検診をいっぱいやっているから人手が取られて、本当に大事な医療分野に医者がまわらない、という事情が大きいんです。

どうせ死ぬなら「がん」がいい
中村仁一 近藤誠 宝島新書  109頁から引用・抜粋 紹介

余談:中村仁一医師(京都大学卒)も近藤誠医師(慶応大学卒)も 大学の医師仲間の同窓会には行かないとのこと。一本独鈷なのです(笑)。

宝島新書

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クラちゃん
嬉しい限りです。今後ともよろしくお願いします。