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ニューイングランド・ジャーナル
ひそんでいた転移巣が「暴れ出す」
人体にはがん細胞に対する抵抗力があるので、がんが転移していても、細胞の分裂が抑制され、あまり大きくならずに「転移がんがひそんでいる」状態であることがよくあります。
――それなのに手術をすると、からだの抵抗力が破綻して、ひそんでいた転移巣が急激に増殖・増大するのです。
有名人だと
九重親方
川島なお美さん
坂東三津五郎さん
などが、ひそんでいた転移巣が暴れだして、命を縮めたケースです。
このタイプの暴れ方は1950年に、すでに医学雑誌に報告されています。
大腸がんを手術したら、術中に目視できなかった(つまり微小だった)肝転移が爆発的に増大し、わずか10週間で死亡したケースです。
この報告論文は「ニューイングランド・ジャーナル」という、世界最高峰といわれる医学雑誌に掲載されたので、少し勉強している医師ならだれでも知りえたはずです。
またその後も、世界中から同じようなケースの報告が相次いでいます。
――でも知っているのは医師たちだけで、一般の方々は知らずにいます。
医師たちが情報を隠して、知られないようにしているからです。
鉄壁の情報遮断体制です。
最高の死に方 近藤誠 著 宝島新書
159頁~160頁から抜粋引用・紹介
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