1記事でわかるOYAOYA
京都産、乾燥野菜ブランドOYAOYA
OYAOYAは行き場のない野菜に価値を付けることで、食品ロスの削減と農業の存続に向き合う、京都発の新しい乾燥野菜ブランドです。
農家さんと消費者である皆さんを繋げる、八百屋さんのような存在になりたい。
「八百屋」に京都らしく「お」を付け、「野菜」の存在も薫らせたOYAOYAというブランド名には、そんな思いがこもっています。はじめまして、OYAOYA代表の小島怜(こじまれい)です。
京都生まれ、京都育ちで現在23歳。
OYAOYAの商品
京都産の規格外野菜を乾燥させて、乾燥野菜に生まれ変わらせて販売しています。種類は約20種ほどあります。
1番オススメの乾燥きゅうり
オススメの乾燥野菜はきゅうりです。
乾燥野菜って水分がない分、旨味をギュッと濃縮していおり新体験の味わいです。特に乾燥きゅうりは炊き込みご飯にすると絶品です!
乾燥野菜にしか出せない味
乾燥きゅうり×塩鮭の炊き込みご飯
OYAOYAの農家さん
京都北部の農家さんと共に農業の存続に向き合っています。
谷口農園:壬生菜
野村家:ラディッシュ
エチエ農産:野菜全般
OYAOYA創業の理由
規格外野菜との出会いがきっかけでした。
京都で生まれ育ち、愛媛県の有機みかん農家さんを研究対象に大学で農業を学んで、在学中にOYAOYAを起ち上げたボクは、小さい頃から野菜が大好きでした。
中でも大好物は万願寺唐辛子。日の目を浴びない、野菜のおいしさと実情を教えてくれ、ブランドの事業構想が芽生えたのも、京都北部エリアの福知山でお世話になった農家さんが手塩にかけて育てる、万願寺唐辛子でした。
ただ、規格外の野菜を商品化するといっても、農業の現場を知れば知るほど課題はたくさん。
福知山の農家さんを訪ねる以前、京丹後で農業をしている親友のおじいさんにも聞いた通り、形や大きさが不揃いだったり、傷のある野菜は、訳ありで安く手に入るというイメージから、値引き交渉されたり、直売所では価格競争になるため、収益にするのが難しいのです。
規格外の野菜は利益になりにくいから、買い取ってもらえるのは助かるよ。だけど、規格外だからと買い叩かずに、適正な価格で仕入れてもらいたい。
親友のおじいさんは、これまで叶わなかった願いを、そうボクに伝えてくれました。
OYAOYAの約束
そこでOYAOYAが大切にしているのは、農家さんとWin-Winの関係であること。乾燥野菜へと生まれ変わる規格外の野菜は、基本的に農家さんの言い値で買い取っています。
規格外とはいえ生産コストは変わらず、農家さんによって手間暇なども違いますから、一律価格ではなく言い値で買い取ることが、ボクは正しいと信じています。
ビジネスとはいえ、ボクが大切にしたいWin-Winの関係は、金銭面だけではありません。農業に関心がある人は多いものの、すぐに辞める人も多いと嘆かれている現場の声に耳を傾け、OYAOYAは、農家さんと長くお付き合いできる事業であり続けたいと考えています。
そして、農家さんの顔が見えるカタチで、OYAOYAの乾燥野菜が消費されることにより、皆さんと一緒においしい!を耕し、農業の存続にも取り組んでいきたいと思っています。暗そうだったり、大変そうにイメージされがちな農業の現場には、実はとっても明るく、素敵な世界が広がっていることをOYAOYAを通じてお伝えしていきたいと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
小島 怜