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やっときづいた私の体の大切さ

2週間前から私は腰痛が出て
整骨院に通っています。
朝、急に立ち上がれなくなったのが
通院のはじまりでした。

その日は幸いにも20分位
じっと動かずにいた後、入浴したら
体が温まったからでしょう、
痛みは引きましたが、
ずっと前から我慢していたことなので
通院を決断しました。

整骨院の先生にこの4月から
夫が家に居ること、更に6月には
働いている娘のお弁当作りが加わり、
家事量が格段に増えたこと、
7月頃から痛くなっても
騙しだまし過ごしていたこと
をお話ししました。
けれども、すぐには治らなくて本当に
不安でいっぱいになりました。
これまでも何度か疲れて休みたいのに
頑張り続けた結果動けなくなり、
2〜3日休養したことはあっても
この度の様な長い間症状が続いたこと
はありませんでした。

そんな状態だったので、
「親の時間」のメンバーとも
随分と聞き合う時間を持ちました。
幾度も同じ話題でです。
そうすると不思議なものですね、
愛情ある聞き手の言葉掛けの
力もあり、如何に自分の身体を
酷使していたかが見えて来ました。

もちろん、家族へ細心の
注意をはらっていたのは
夫と娘に対する私の愛情からです。
けれども、自分の体を蔑ろに
していたことはまるで無自覚でした。
出来合いのお惣菜を忌み嫌って
手作りに固執した結果、大切な
私の体を犠牲にしていたのですね。

まず、私は手始めに夫の
食事作りを手放しました。
まあ、比較的夫に対しては
簡単に出来ましたが、
問題は娘の方です。

私は結婚後いわゆる専業主婦の
立場から「家事と子育ては私の仕事」
と考えて来ました。夫に対しては
「私はどこからも給料を貰える
仕事をしていないし、1日中
家に居るのだから家の事を
やるのは当たり前」と負い目を
持ち続けていたのです。

そして今度は同じ気持ちを娘に。
初めに書いたとおり夫は
現在無職ですが、娘は社会人として
頑張っています。しかもわずかな
お給料の中から食費として結構
な金額を生活費として
入れてくれていることから
「せめてお弁当を作らなければ」
との考えになったのです。
もうひとつ言えば、娘がコンビニで
昼食を賄うことを恐れ、
私がお弁当を作ることによって
娘の食事内容を管理し、
把握したかったのです。

つい先日「親の時間」のメンバーに
話を聞いてもらった後、
「これからはもっと自分の体に
優しくしていいんだ」と
やっと思えました。

奇しくも今日は娘の誕生日。
彼女は24歳になりました。
もうとっくにお世話をしたり
干渉するのを卒業する時期に
なっていたことに
私が気付かなかったのですね。

みゆ
※この文章は、2019年に書かれたものです。

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