生成AIを利用した犯罪から身を守るために

オレオレ詐欺というのは、めちゃくちゃ迷惑というか、やめとけ人としてと思うけど、それはともかくあれを考えついた人はすごいなとは思う。
悪の世界にもイノベーションはあるし、日夜、新しい悪事を考えている新進気鋭の悪のイノベーターみたいな人もいるんだと思う。やめろと思うけど、やつらはやめない。

そういう人たちの元にも生成AIすごいぜのニュースは届いていて、よーし!これを使っていっちょ悪いことをしてやるか!って感じでいま頭をフル回転させているんだと思う。いまこうしている時にも。

だから我々、悪でない者たちは身を守るためにもこれから発生するであろう新しい生成AIをベースとした犯罪の可能性というかバリエーションを知っておく必要があるのではないかと思った。

犯罪者をライオンだとすると悪でない一般の人々はシマウマみたいなものです。シマウマだってその気になればライオンをやっつけることはできると思うんだけど、とりあえずそれは置いておいて、今はまずライオンに食べられないシマウマになることを考える。
ライオンに食べられない方法。それは、一番足の遅いシマウマにならないこと。

ここで言う足の速さというのは、AIを使った犯罪に関する知識ということになると思う。
これから先の、近い未来においてライオンたちはどのような手段を使って可哀想なシマウマを狩ろうとするのか。あらかじめ知っておくことがまず大事。
一番足の遅いシマウマにならないために、必要なものは知識。

そういうわけで、一所懸命考えました。
もしも僕が悪者だったら。生成AIをどのように悪事に利用するかということ。これをがんばって考えた。
そうしたら、いくつか妙案をひらめきました。そうして、たちどころにこれは書いてはいけないなと思いいたりました。きっと世の中の悪のイノベーターたちはすでに思いついていることばかりだと思うんだけど、それにしても自重すべきと思いました。

具体的なことは書かずにAIの脅威に関してポイントだけを書くと、ひとつ目が自律性と網羅性。それからふたつ目が生成部分の質ということになると思います。
釣りでいうと、これまでは堤防から牧歌的にルアーを投げていたものが、魚群探知機を使って海域を網羅して釣りやすい魚を探し、生餌にしか見えない小型ドローンみたいなルアーでばんばん釣り上げる感じ。魚目線で考えるとすごい危険。

我らシマウマとして今後気をつけるべきことは、まずSNSには個人の情報・行動をアップしない。ということ。
これまで以上に気をつける。「今、仕事終わったナウ」みたいなことも、個人の行動は、それが断片であってもたくさん集めることで行動を推測することができる。

また、知らない人からなにか連絡がきたら、とりあえずまずは「こいつはAIだな」って思うようにする。ツイッターのDMはもちろん、引用リツーイトとかリプライとかも、基本的に知らない人からアプローチは全部AIだと思った方が良い。
電話も同様に。知ってる人の声だったとしても、知らない電話番号からの着信だったら「音声合成の可能性あり」って思う必要がある。なにかいつもと違うなと思ったら、それは何かがいつもと違うということだから。目の前でしゃべってるそいつがルパンだと思った方が良い。

そして、それを自身の両親とか祖父母に言っておいた方が良いと思います。悪いやつが狙うのはAIのことを知らなさそうな人。AIに関する知識差が大きい今がすごい、やつらにとってのチャンス。

世界がすでに変わってしまったことを、知っておく必要がある。世界はすでに変わってしまった。まずは、ぼくたちシマウマがいかに無防備であるかを知ることが大事。
悪は今日も、あなたの扉に鍵がかかっているかどうかを確認しに来ている。気をつけよう。


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