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辰巳天井?巳年の株式・為替相場

【株式】巳年の株式相場

巳年に関する相場格言には「辰巳天井」というものがあります。これは、辰年や巳年に株価が天井をつける傾向があるという意味です。過去の巳年の株式相場を振り返ると、以下のような動きが見られます。
①2013年: 日経平均株価は年初の10,688.11円から年末には16,291.31円まで上昇し、56.71%の上昇を記録しました。2013年は「アベノミクス」や黒田総裁率いる日本銀行の「量的・質的金融緩和」政策が大きな要因となりました。
②2001年: 日経平均株価は13,691.49円から10,542.62円まで下落し、23.52%の下落を記録しました。2001年は、ITバブルの崩壊と米国同時多発テロ事件の影響で、世界的に経済が減速しました。日本の株式市場もその影響を受けました。
③1989年: 日経平均株価は30,243.66円から38,915.87円まで上昇し、29.03%の上昇を記録しました。1989年の株式相場は、日本のバブル経済の絶頂期にあたります。この急騰は、低金利政策と政府の積極財政政策が背景にあり、投資マネーが株式市場に大量に流入したためです。

【為替】巳年の為替相場

為替相場に関しても、巳年には特定の傾向が見られることがあります。例えば、金融政策の転換点や歴史的な変化が起こることが多いとされています。
①2013年: アベノミクスの影響で円安が進行し、1ドル=100円を超える水準まで円安が進みました。黒田総裁率いる日本銀行の「量的・質的金融緩和」政策が大きな要因となりました。
②2001年: 1ドル=115円から1ドル=125円まで円安が進みました。9月に米国同時多発テロ事件の影響で一時的に円高が進行した。

まとめ
巳年の相場は「辰巳天井」の格言通り、株価が天井をつけることが多いとされています。また、為替相場においても金融政策の転換点となることが多く、注意が必要です。


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