利下げ期待を後退させてたCP Iの注意点
⭐︎予想を上回ったCP I
米労働省が10日発表した3月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が3.5%となった。伸びは2カ月連続で拡大した。原油高でエネルギー価格が1年ぶりに上昇に転じたほか、エネルギーと食品を除くベースでも予想を上回った。
⭐︎CP Iの相場への影響
予想を上回ったCP Iが今年の米国株上昇の前提であった「6月利下げ、年3回」期待を後退させた!
その結果…
・4.5%台に米10年債利回りは上昇
・米国株主要3指数は下落
・為替は1ドル153円台まで円安が進行
⭐︎今後の注意点
・政府、日銀当局者の口先介入
・日銀レートチェック=為替介入スタンバイ
・4月25-26 日銀会合(通貨防衛のため利上げ?国債買取額減額?)
・FO M C(4/30-5/1)
・米国および日本企業の決算発表
原油価格が上昇する中で、6月から9月末終了に向けてガソリンの補助金が削減、電気とガス代の補助金も終了。この状況下、物価上昇の要因となっている円安ドル高に対して日銀、政府の対応が注目される