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親はなぜ子どもに干渉するのか


親子で問題が起きる時の原因

子育てに悩む親世代のみなさんも
かつては、子どもでした。

子どもの頃に、親に言われて
嫌だった言葉や、親にされて
嫌だった態度を思い出してください。

あなたが親として
日々発している言葉や
日々起こしている行動は
育ってきた環境によって
支配されています。

親子間で問題が起きた時、
【課題の分離】ができているか
どうかがすべてのカギを握ります。

私のカウンセリングのベースは
『アドラー心理学』ですので
かならずコーチングの中で
【課題の分離】を伝えています。

【課題の分離】とは
「親子の間に境界線を引き、
目の前で起こっている問題を
子どもの問題と親の問題に分け
子どもの問題に親は介入しない」
ということです。

これができそうで、かなり
難しいんですよ~!

子どもが勉強しない時どうしますか?

あなたのお子さんが全く勉強を
しない時、どんな対応を取りますか?

⑴ 勉強するようにガミガミ説教する
⑵ 何とか勉強するように優しく説明する
⑶ スマホやゲームを取り上げる
⑷ 塾に丸投げする
⑸ 勉強したら〇〇を買ってあげると
  交換条件を出す

もっといろいろあるでしょう(笑)
「やったことある」と心当たりが
あるのではないですか?

全部、親が子どもの課題に介入
しています。
どれも、【課題の分離】ができて
いません。

つまり・・・・
勉強するかしないかは
子どもの問題なのです。

そのことで親がイライラしたり
困ったり、悩んだり、怒ったりは
全てが問題をこじらせています。

なぜ干渉したくなるのか?

では、親が子どもに干渉する理由
を考えてください。

・自分が過去に失敗したら、同じ失敗を
 させたくない。
・子どもに成功して幸せになって欲しい
・自分の夢を子どもに叶えて欲しい
・子どもの成功によって「良い親」と思われたい

これらの理由を客観的に見て
どう感じますか?

どの理由も、親の都合ですよね。
子どもの人生を本当の意味で
考えている理由ではありません。

この思考を変えていきましょう!

問題解決の近道

【課題の分離】ができなくて
自分の理想や夢を子どもに
背負わせて、どんどん親子関係
が悪化するご家庭を見てきました。

不登校の原因にも、親が子どもの
問題に介入していることが多いです。

私がクライアントに行うコーチングで
この問題解決の最短の道をお話します。

それは・・・・
『親が自分自身を知ること』
なんです。

「え?それ関係ある?」と
思われたかもしれませんね(笑)

でも、事実なんです。
親が子どもを見守れない理由が
自分自身の中にあるからです。

子どもを見守れない親
子どもを待てない親
これらの親の特徴は

⑴ 周りや他人の評価が気になる
⑵ 自分に自信がない
⑶ 過干渉で心配性な親に育てられた
⑷ 厳しすぎる親の元で我慢して育った
⑸ 親の機嫌に左右されていい子を演じてきた

などなど・・・・

これらの幼少期の『トラウマ』によって
無意識に「失敗してはいけない」
と考えて生きています。

良いか、悪いか、は関係ありません。
そんな風に育ってきた親に問題は
ありません。

『見守る』ことを目標にするために
自分を知ることなんです。

親自身が自分と向き合って
自分の事を知り、
感情を整理することができれば
自然と子どもを『見守る』ことが
できるようになります。

不思議と思われるかもしれませんが
この現実を何度も見てきました。
私自身が実体験しました。

さいごに

今日は、【課題の分離】に関係する
親子関係の改善についてお伝えしました。

簡単そうでできない【課題の分離】
ですが、難しいと敬遠せずに
誰にでもできる、訓練すれば
考え方を変えられる。

そう信じて、まず知ることです。

今日も記事を最後まで読んでくださって
ありがとうございました。

素敵な一日をお過ごしください。

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