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肉野菜炒めをご家庭で美味しく作るコツを二択でご紹介します

我が家で圧倒的に登場回数が多いおかずの一つ「肉野菜炒め」。

肉と野菜を炒めるだけで、すぐに一品出来上がり、タンパク源となる肉と野菜が一緒に摂れて栄養バランス的にも安心なメニューです。
使う肉や野菜にルールは無く、味付けのバリエーションも豊富。
困ったときの肉野菜炒め、です。

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ところがこの肉野菜炒め、シンプルだからこそなかなか上手くいかない事も多いようです。
良く頂くご質問では、

・出来上がりが水っぽくなる
・肉がパサパサになる
・野菜がシャキッとしない

などの失敗が多いようです。
それぞれの原因を説明します。

出来上がりが水っぽい
野菜を炒め過ぎ、または先に調味料を入れて野菜の水気が出てしまっています。

肉がパサパサになる
お肉を炒め過ぎてしまっています。

野菜がシャキッとしない
野菜を炒め過ぎています。

これらの失敗を防ぎ、美味しい肉野菜炒めを作る方法を二択でご紹介します。


一度取り出す

一つ目の方法は、一度取り出す方法です。
肉と野菜は火の通る時間が異なるので、時間差で炒めます。
多くの場合、肉を炒めてから野菜を入れて炒めるようなレシピが多いので、野菜にちょうど良く火が通る頃には、肉に火が通り過ぎてしまいます。

これを防ぐ方法として、一手間加えます。

肉を炒めた後、そのまま野菜を入れずに炒めた肉を一度お皿やバットに取り出しておき、同じフライパンで野菜を炒めてちょうど良い炒め具合になる直前にお肉を戻して炒め合わせ、お好みの調味料で味を整えます。

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こうすると、野菜を炒めている間に余計に火が入り過ぎず、野菜もお肉もちょうど良い塩梅に炒める事が出来ます。
出来上がる直前に調味料を入れるので、野菜の水分で水っぽくなることもありません。

調味料に含まれる塩分で野菜や肉から浸透圧で水分が出るため、炒め物の場合は先に味を付けると水っぽくなってしまうからです。

この方法は、大皿に盛り付けるご家庭でおすすめの方法です。
出来上がったお料理を盛り付けるお皿に一時的に炒めた肉を乗せておけば洗い物も増えません。

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1人分ずつ個別に盛り付ける場合は、取り出したお肉がお皿に乗り切らない場合もあるので、大きめのボウルやバットなど洗い物が一つ増えることになりますよね。
それが面倒でなければ、一度取り出すことをおすすめします。

一度取り出すので、調理手順は肉を先に炒めても、野菜を先に炒めてもどちらでも大丈夫ですが、肉を炒めて出た脂で野菜を炒めれば、少ない油で野菜を炒められる利点もあります。

洗い物を増やさず、フライパン一つで済ませたい場合はもう一つ方法があります。


肉に片栗粉をまぶす

二つ目の方法は、炒める前にビニール袋に肉と片栗粉を入れてシャカシャカ降って、片栗粉をまぶしておく方法です。

片栗粉をまぶしているので、普段より少し多めの油で肉をほぐしながら炒め、肉の色が半分以上変わって来たら野菜を入れて、肉と野菜に火が通ったらお好みの調味料を入れて味を整えます。

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片栗粉をまぶす事で、肉の水分を逃さず包み込んでくれるので肉が柔らかく仕上がります。

また、野菜を炒め過ぎて出てしまった水気に片栗粉がとろみをつけてくれる事で、水っぽくならず、調味料が食材によくからんで美味しく食べられます。

味付けについて

共通する味付けですが、

・塩、こしょう
・醤油
・オイスターソース
・甜麺醤
・ラー油
・ナンプラー
・焼肉/焼鳥/すき焼きのタレ
・ゴマだれ
・ケチャップ

など、お好みでどうぞ。

いかがでしたか?
肉野菜炒めが上手くいかない方は、お試し下さいませ。

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古谷 真知子:家庭料理のコンシェルジュ
試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!