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大田市場で買付けて来た蟹が美味し過ぎたので、蟹尽くしを満喫した話
先日、友人と大田市場に買い物に出かけて物欲全開で買い物して来た話を書きました。
その後日談です。
生本マグロのサクやら穴子やら生めかぶやら、食欲の赴くままに爆買いした後は、それらをひたすら消費する日々です。もちろん食べるために買っていますので。
穴子はふっくら炊いて穴子丼にしましたし、生めかぶは刻んで湯通ししてめかぶ丼にしました。マグロと金目鯛はお造りで食べましたし、金目鯛の兜は煮付けです。
はい、残すところ渡蟹のみとなりました。
なぜ蟹が最後まで残ったかと言うと、蟹だけ生じゃなかったからなんですね。
ボイル済みだったので、生のものから順に消費していったわけです。
さてこのボイル渡蟹、なんと4杯で750円!
爆安!!
さすがの市場価格です。
業者さんや飲食店さんの仕入れが終わった頃に行ったのも良かったのですが、本当は8杯1,500円を友人とシェアしました。なんと1杯187.5円です。
とは言え
蟹は人を選びます。
特に渡蟹や毛蟹のような比較的小型の蟹は身をむしるのに手間と時間がかかります。
私も子供達が未就学の頃なら、いくら安くても買わなかったと思います。
そう言う意味でも、子供達がだんだんと手を離れてきているんだなぁと実感した次第です。
(ちなみに我が家の子供達は蟹が苦手なので夫と2人で食べました。)
そこは、ホラ
コロナのせいで、自宅に軟禁状態なので時間は割とたくさんあります。
思う存分、蟹の身をむしることに精神統一、無心にむしることが出来ました。
(本当はそんな事をしている場合ではない)
でもね、こうやって甲羅を開けてみたら内子(卵)とみそがギッシリ詰まっていて、もうテンション爆上がりなわけですよ。
ウハウハしながらむしりましたよね。ある意味変態と言っても過言ではないんだと思います。
どのくらいの時間がかかったかはここでは申し上げませんが、やっと終わりまして、この日は力尽きました…
さて翌日です。
朝からルンルンと機嫌良くベシャメルを炊いて、蟹の甲羅にグラタンを仕込みます。
ほぼ、蟹。
蟹みそと内子と少しの身を少しのベシャメルでつないだだけの贅沢なグラタンです。
パン粉が無かったので、チーズだけ乗せて焼きました。
洋食屋さんやデパ地下の高級惣菜店にありそうなヤツが出来ました。
「え、蟹みそ、だよね…?」
と怪訝そうな顔をしていた夫も完食しました。
良かった良かった。
夫は元偏食で「蟹みそ」と言う単語に全く心踊らず魚卵を一切食べない種類の人なので、これは快挙ではないでしょうか快挙ですよねそうですよね。
このグラタン、ほぼ蟹なので見た目よりは割とボリュームがあるのですが、これだけでは足りないので、パスタも作りました。
蟹のパスタなんて作るの何年ぶりでしょう?いや初めてだったかも。
飾りに甲羅なんか乗せてみたりしましたけれども。こちらも、ほぼ蟹。
グラタンを焼くだけにしておいたので、パスタも市販のトマトソースと合わせるだけの簡単なものにしましたが、贅沢な仕上がりとなりました。
あー、昨日の私good job!偉いぞ!
さてまた翌日。
洋食の後は中華です。
そう!
泣く子も笑う蟹炒飯です!
卵とほぼ同量くらいの蟹の身を使用しております。余計なものは一切なし。
材料は、ご飯、卵、蟹、以上!!
味付けは醤油を軽くひと回し。
レシピに書く程のことも無い、潔いほど簡素な炒飯です。ネギも入れません。
私の料理はこんなんばっかりです。
最後は、蟹料理で1番好きな蟹玉です。
これも本当はタケノコや椎茸入れるんですけど、もう面倒なので卵と蟹だけでいきたいと思います。それくらいの蟹富豪なわけです。2人分だしね。
たっぷりの油を熱したフライパンに卵液を流し、蟹の身を乗せてふわっふわとろとろの丸い卵焼きを作り、先に作っておいた甘酢あんをかけて出来上がり。
蟹をもらったり、今回のように激安で手に入った時にしか作らないけれど、大好きなメニューです。いや、ホント美味しいの!!
これ考えた人天才だなって思います。
手頃な蟹が手に入ったら是非!
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![古谷 真知子:家庭料理のコンシェルジュ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/1744552/profile_87009e1565de117ba34797c7a970967e.jpg?width=600&crop=1:1,smart)