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鮭を一尾、まるごと食べ尽くす! 2024

すっかり秋の恒例行事となりました鮭まるごと食べ尽くしの会(以降、鮭会)、今年も無事に2回開催することが出来ました!
ありがとうございます!

この会は、普段切り身でしか食べることのない鮭を、丸ごと一尾買って来て、頭からワタから、食べられる部分(可食部)は全て食べ尽くしてやろう!という趣旨の食い意地全開の催しで、かれこれ始めて7〜8年ほどになります。(コロナ禍中はお休みしてましたけど)

昨年の様子はこちら↓

ここ数年は毎年来て下さるリピーターさんと、ご新規さんとバランス良くご参加頂いており、毎年の私の楽しみでもあります。
(ご参加頂いたらおわかり頂けるのですが、開始早々1人でおかしなテンションで始まります)

今年はリピーターさんが多かったこともあり、昨年までお出ししてなかった新メニューも召し上がって頂き、なお一層パワーアップして鮭を楽しんで頂きました。
ご参加下さった皆様、ありがとうございました!
では、当日の様子をご紹介します。

購入する際に、魚屋さんにウロコとエラだけを取っておいてもらったので、いきなりお腹を開けるところからスタート出来ます。
ありがたやー

お腹から取り出したばかりの筋子
肝と胃袋

筋子を丁寧に取り出したら、他のワタも同様に傷つけないよう手で慎重に取り出して、可食部とそうでない部分に分けます。
もちろん、どれが何の臓器なのか説明しながら作業しますので、さながら解剖実習のようです。

毎度のことながら、私は捌きながらずっと話しておりますので、写真が全然無くてすみません…

毎回必ずお出しするはらこ飯ですが、本来は鮭を煮た煮汁で炊いて、後から鮭を混ぜ込みいくらを乗せるのが王道のレシピですが、ここでは一手間省略して炊き込んでしまいます。
(私が忘れやすいため)

炊く前
炊き上がり

今回はちょうど「醤油の日の集い」で頂いた白醤油があったので、使いました。
濃口醤油で炊くとかなり茶色くなるため、いくらが映えないんですよね。

皆さんで手分けして調理して頂き、出来上がり!!

乾杯!
完成!全17品

【お品書き】
・いくら醤油漬け
・いくら塩漬け
・はらこ飯
・粕汁
・フライ
・照焼き
・ちゃんちゃん焼き
・クリーム煮
・みぞれ煮
・南蛮漬け
・カマ焼き
・ハラス焼き
・肝パテ
・心臓湯引き
・胃袋湯引き
・めふん
・氷頭なます

写真に写っていないものもありますし、ほんのちょっぴり一切れだけ…みたいなものもあり。苦手なものは無理には召し上がらなくて大丈夫ですが、皆さん15品は召し上がって頂けたかと思います。

お1人様分イメージ量

捌き終わったら、人数×料理数分にひたすら切り身にカットし、作業を割振り、わいわい話しながら楽しく召し上がって頂きました。
作業を担当しなかったお料理で気に入ったものがあれば、私から簡単にレシピを説明しますし、調理のコツなどを調理中ずっとお話ししているので、かなりの情報量だったのではないかと思います。

今回も大洋盛さんの「SAKE×SAKE」をご用意して、お酒が飲める方はご一緒に楽しんで頂きました。

鮭専用日本酒「SAKE×SAKE」

鮭は本当に捨てるところがないと言われるくらい、ワタもアラも美味しく食べられるのですが、ほとんど切り身でしか流通していないのがとても残念で、この会を始めた…という経緯もあります。(もちろんその他の理由もありますが)

来年も、どうぞお楽しみに!!

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古谷 真知子:家庭料理のコンシェルジュ
試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!