2003年生まれ息子の就職活動を見守る親父が語る「君たちの未来は輝いている」
はじめに
2026年3月に長男が大学を卒業する(単位を落としたりしなければの前提が付くが、たぶん大丈夫だろう)
ちなみに彼は現在、大学3年生で就職活動の真っ最中である。
彼が生まれた2003年、私は人材サービス企業で働いていた。
息子の誕生
息子が生まれた日
私がクライアントとの商談中に私の携帯電話宛に妻から電話があり、
「陣痛が来て今から病院に向かう」
とのことだった。
確か同僚と一緒にクライアント企業を訪問して商談中だったと思うのだが、電話の内容を伝えると商談相手も同僚も
「早く病院に行ってあげな!」
と送り出してくれたと記憶している。
病院に到着してナースステーションに立ち寄ると、妻は既に分娩室に入っていた。看護婦さんから「控室で待機していて下さい」と言われ、控室に向かった。
これから第一子(この時点では男の子か女の子かは知らない)の出産に興奮していた気もするが、男親は何も出来ないことを悟り、控室にあった漫画「課長 島耕作」を読んで待つことにした。
待機していた時間を正確に覚えていないが、漫画「課長 島耕作」は2冊目か3冊目かになっていたと思う。
そんな時に両親が駆けつけてくれた。
私は両親に
「もう分娩室に入っているから待っている」
と伝えてナースステーションに状況を確認しに行った。
すると何と10分くらい前に産まれたとのこと…
「えっ…」
「産まれたの…?」
「えぇ〜〜〜」
私が来院していることを伝えたのが新人の看護婦さんだったらしく、看護婦さん自身もテンパっていて私に伝えるのを忘れていたとのことだった。。。
「そりゃないぜ」
とは思ったが、子供が寝ているという部屋に向かった(クスクス笑いながら両親が付いてくる)
そして、とうとう息子と対面したのだが
「え、猿やん…可愛いのか?」的な初対面だったと思う。
私の母親は
「可愛い」
と私よりも先に抱っこしだして、
「◯◯(私の名前)も抱っこしてみな、可愛いから」
と言われて、はじめて息子を抱っこした。
首が座っていない赤ちゃんを抱っこするのは初
ドキドキしたが
「この赤ちゃんが俺の子供なのか…」
と不思議な気持ちがしたのと、抱っこして少し可愛いなと言う気持ちになったように記憶している。
そんなドタバタの誕生から21年、長男が就活をすると言うのは不思議な気持ちである。
最近は学校、バイト、友達や彼女と遊んだりで、家にいないことが多い。。。
「俺もそうだったな…」とは思うが内心、少し寂しいのかもしれない。
※誰にも「少し寂しい」ことは言わないし、言っても「少し」だけどね。
話をするとしたら何かしら頼みごとをする時ぐらいだ。
これも「俺もそうだったな…」って思うよ(苦笑)
元人材エージェントが息子のために出来ること
現在、勤務している会社に転職して16年以上が過ぎた。
最初にも書いたが息子が産まれた2003年当時、私は人材サービス企業に勤務していた。
人材サービス企業に勤務していた時のこと
私は2002年から2009年まで約8年間、上場企業のグループ会社で人材関連の仕事に従事した。
8年間に従事した業務の中心は中途採用支援で人材紹介事業の立ち上げを責任者として任され立ち上げたりした。
責任者と言っても最初は人材紹介事業をやりたいと言う社長の指示で、人材紹介事業の調査からはじめて人材紹介事業の免許取得も講習に参加したり、必要書類を集めたりすることも私がやって、なんとか新規事業として立ち上げた(懐かしい…)
役員陣のツテなどを頼りに沢山の企業経営者や人事担当者などに会って人材採用ニーズを獲得することからはじめた(人材サービス業界のことは別で詳しく紹介しようかな)
経営陣は業界内で顔が広い人たちが多く、名だたる企業の経営層とお会いすることが出来た。
次にオンラインの人材スカウトサービスを契約して、企業が求める人材を見つけると片っ端からスカウトメッセージを送った。
はじめは返事ももらえなかったが次第に求職者に刺さるメッセージのコツが掴めてきて、次々に面談のアポイントが取れるようになった。
そんな感じで新規事業として開始した人材紹介事業は私が転職するころには10名程度の部署になっていた。
人材紹介事業を0から立ち上げた経験で企業経営者や人事、求職者に数多く接してきた。
ちなみに人材紹介事業が軌道に乗るまでの間に、別部門のお手伝いで担当しただけだけど、新卒採用の支援にも少しだけ関わったことがある。
私が携わったのは
某自動車メーカーの新卒採用の支援
某工科系大学のキャリアセンターの支援
それぞれ1ヶ月程度のお手伝いだったから仕事として新卒採用に携わった経験が豊富とは言えないが。。。
人材紹介事業ではシステムエンジニア(プログラマーやシステムエンジニア)などを担当することが多かったのだけれど、新規事業の立ち上げということもあり何でもやった。
役員陣が元同僚から依頼された「某外資系企業のカントリーマネージャ(日本法人代表)のヘッドハンティング」もやった。
年収〇千万円から更に〇千万円の報酬アップを確約した場に、私も同席した。
一流ビジネスパーソンの職業感などに触れることが出来たのは貴重な機会だった。(この時のことも別で詳しく紹介しよう)
あとは日本を代表するような某メーカーの再就職支援もお手伝いしたことがある。こちらも現職の年収が〇千万円の方を再就職先では年収〇百万円と一千万円以上の年収ダウンになる提案をする場にも立ち会った。
会社に依存して、自身の能力をアップデートしていないと、こんなことになってしまうんだと20代後半だった私には刺激の強い場だった。
父親としての想い
16年前に転職して今は別の業界(IT業界)で働いているけど、人材業界で経験したこと、感じたことを就活活動中の息子に伝えないのは、もったいないと思った。
これまでの経験を元に息子に体系的に情報を伝えたいと思い、整理している中で「どうせなら息子以外の同世代の就活生にも、私が経験してきたことを伝えたい」と思いnoteを執筆してみることにした。