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平成~令和の内閣の件名索引件数をランキングにしてみました(大宅文庫の索引、こんなデータどうでしょう?3回)

石破内閣が発足してはや2カ月以上。持ち上げてみたり批判してみたり、今も昔も雑誌において政治時評は人気記事の1ジャンルです。現在も週刊誌には毎週必ずといっていいほど、石破内閣に関する記事が掲載されています。
さて平成になってから現在まで21人の総理大臣が誕生しましたが、その中で一番雑誌に取り上げられたのはは何内閣でしょうか?大宅壮一文庫の雑誌記事索引で調べてランキングにしてみました。
※索引件数は2024年12月13日に調査しました。件数は日々増加していますので、検索した時件数が違う可能性があります

【平成以降の各内閣雑誌記事登場件数ランキング】
        
※大宅壮一文庫データベース調べ
1位 安倍晋三内閣(2次) 4677件
2位 小泉純一郎内閣   3678件
3位 岸田文雄内閣   1550件
4位 菅直人内閣   1312件
5位 安倍晋三内閣(1次) 1087件
6位 鳩山由紀夫内閣   1013件
7位 菅義偉内閣   838件
8位 橋本龍太郎内閣   727件
9位 野田佳彦内閣   668件
10位 福田康夫内閣   639件
11位 小渕恵三内閣   605件
12位 竹下登内閣   551件
13位 海部俊樹内閣   536件
14位 村山富市内閣   514件
15位 森喜朗内閣   511件
16位 麻生太郎内閣   503件
17位 細川護熙内閣   442件
18位 宮沢喜一内閣   387件
19位 石破茂内閣   127件
20位 羽田孜内閣   94件
21位 宇野宗佑内閣   74件

このようなランキングになりました。第2次安倍内閣が1位なのは在任期間が長く、羽田内閣や宇野内閣が最下位なのは在任期間が短いのでこの結果は当然かもしれませんね。では在任日数1日あたりの件数ではランキングはどう変化するでしょうか。索引件数を在任日数で割り算してみました。(小数点以下第2位で四捨五入)

1位 鳩山由紀夫内閣[266日]    3.81件
2位 安倍晋三内閣(1次)[366日] 2.97件
3位 菅直人内閣[452日]    2.90件
4位 菅義偉内閣[384日]    2.18件
5位 小泉純一郎内閣[1980日]    1.86件
6位 福田康夫内閣[365日]    1.75件
7位 細川護熙内閣[263日]    1.68件
7位 石破茂内閣[72日]    1.68件
9位 羽田孜内閣[64日]    1.47件
9位 安倍晋三内閣(2次)[3188日] 1.47件
11位 岸田文雄内閣[1094日]    1.42件
12位 麻生太郎内閣[358日]    1.41件
13位 野田佳彦内閣[482日]    1.39件
14位 森喜朗内閣[387日]    1.32件
15位 宇野宗佑内閣[69日]    1.07件
16位 小渕恵三内閣[616日]    0.98件
17位 竹下登内閣[576日]    0.96件
18位 村山富市内閣[561日]     0.92件
19位 橋本龍太郎内閣[932日]    0.78件
20位 海部俊樹内閣[818日]    0.66件
21位 宮沢喜一内閣[644日]    0.60件

なんと先ほどの件数ランキングとは大きく異なる結果となりました。よい話題でも悪い話題でも、在任期間中に話題を多く提供した内閣が件数を伸ばすということでしょうか。それぞれの内閣にどんな記事があって、このような件数になっているのか、是非大宅壮一文庫の索引で調べてみてください。

さて、大宅壮一文庫の雑誌記事索引は人名索引と件名索引に分かれています。今回の内閣に関する索引件数は、総理大臣としての仕事、内閣人事、評価などの記事を分類したものです。総理大臣経験者たちはそれぞれ個人の人名索引もあり、こちらには家族、趣味などのプライベートに関する記事や、総理在任期間以外の仕事に関する記事を分類しています。
ということで、来週は平成~令和の総理大臣経験者の人名索引件数ランキングを調べてみようと思います。あなたの予想する1位は誰ですか?           
                          (ぐるぐるねこ)


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