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雑誌記事索引紹介「マルカンビル大食堂」(デパート食堂)


昭和の時代には、家族と日曜日にデパートへ行くのは“ハレ”の日の特別なイベントでした。最上階にある「大食堂」で家族と一緒に食事をして、お子様ランチを食べたことはあの頃に子ども時代を過ごした人にとっては、忘れられない楽しい思い出となっていることでしょう。
外食産業の発展や嗜好の変化と共に全国のデパートから「大食堂」は姿を消しつつありますが、そんな中、岩手県花巻市の「マルカンビル大食堂」は、現在も昔と変わらない賑わいを見せています。
大食堂は客席が580もありテーブルや什器は50年前のまま、メニューもデパートの食堂らしく和洋中の料理を取りそろえています。
一番人気は、割り箸で食べる10段巻きのソフトクリームで1日に1200個以上出ることもあるそうです。その他にはナポリタン、トンカツ、サラダがワンプレートに乗った「ナポリかつ」やピリ辛で具だくさんのあんかけが乗った「マルカンラーメン」などが人気定番メニューです。
花巻東高校時代の大谷翔平選手と菊池雄星選手がこの大食堂に通ったと言われ、甲子園絡みの野球部の祝勝会はマルカンだったそうでです。
いまや全国的に有名な「マルカンビル大食堂」ですが、2016年には、震災後に見直された耐震診断で不適合となり、億単位の改修費用が捻出できず、マルカン百貨店は一度閉店となりました。
しかし、閉店を知った地元の女子高校生が食堂の存続を求めるフェイスブックを立ち上げ、街頭署名も始まるなか、花巻市のリノベによるまちづくりに取り組む「花巻家守舎」が運営を引き継ぐ事が決まりました。改修費用にクラウドファンディングや地元からの支援を受け、閉店から半年後に奇跡の復活を遂げました。
これからも「マルカンビル大食堂」は花巻市民の憩いの場として愛され続けていくことでしょう。
今回は件名キーワード『デパート食堂』31件から「マルカンビル大食堂」について8件を紹介します。
※掲載内容は大宅壮一文庫HP内の雑誌記事索引紹介と同一記事です。
※今回紹介した索引の雑誌記事のコピーをご希望の場合は、遠隔地の方は資料配送サービスで取り寄せることが出来ます。どうぞご利用ください。
※雑誌記事を検索できるデータベース「Web OYA-bunko」利用者・導入機関受付中!

No1.
社会短針 花巻市(岩手県)百貨店食堂の復活劇 部署横断で役所も後押しし新たな市民憩いの場に ※「マルカンビル大食堂」
雑誌名  月刊テーミス
発行日  2024年03月
ページ  90
No2.
それでもガンバるデパート!最前線2018 閉店ラッシュ、モールに押されぎみだけど… デパートの大食堂 惜しまれつつ閉店も…奇跡の復活! ※花巻市のマルカン百貨店
雑誌名 週刊女性
発行日 2018年05月29日
ページ 53
No3.
調理家電&ヒット食品 2017下半期ヒット食品&おいしいスポット全部見せ! 大食堂 デパートの大食堂復権! ※「マルカンビル大食堂」「銀座大食堂」
雑誌名  DIME
発行日  2017年10月
ページ  56-57
No4.
ニュー・ルポルタージュ 10回 マルカンビル大食堂が帰ってきた! ※岩手県花巻市 閉店した『マルカン百貨店』6階の大食堂が営業再開
発言者木村衣有子
雑誌名  dancyu
発行日  2017年06月
ページ  170-174
No5.
シリーズ人間 花巻、小諸、長岡 消えた昭和デパート3つの再生 ※「マルカン百貨店」の大食堂再生、「こもろ東急」「大和長岡」の跡地再生に取り組む人々
発言者 川上典子
雑誌名  女性自身
発行日  2016年12月06日
ページ  74-80
No6.
花巻のランドマーク。マルカン百貨店6階展望大食堂のこと 客席数はなんと580!窓から花巻の今が見える ※箸で食べる十段巻きソフトクリーム
発言者 木村衣有子
雑誌名  dancyu
発行日  2016年06月
ページ  148-152
No7.
TEMPO タウン 大谷翔平がカツを頬張った花巻大食堂の悲報 ※マルカン百貨店大食堂が閉店
雑誌名  週刊新潮
発行日  2016年03月17日
ページ  174
No8.
なんで?岩手・花巻ではアイスをおハシで食べるのだ 30年間「不滅のスタイル」なんだって ※「マルカン百貨店」食堂にある10段重ねの“お化けソフトクリーム”
雑誌名  FRIDAY
発行日  2001年06月15日
ページ  28
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