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サハラ砂漠、ジェラバで行こう [Tabi in Morocco]#4

こんにちは、旅行が大好きな牡蠣ねこです
モロッコにゴールデンウィーク7泊9日で行ってきたのでその記録を残すよ  

前回はアトラス山脈を越えてアルガンオイルやローズオイルを巡った3日目をつづったよ。

4日目の4/30、早起きして朝日を見るつもりが普通に寝過ごしたよ


果てしないデーツ畑

ダデスの宿を出て、最初の目的地はトドラ渓谷。なんだけど、昨日はダデスの街並みをスルーしたので、ここで一望できるスポットへ。写真じゃうまく伝わらないと思うんだけど、行ってみると分かる。何か観光ができるわけではないけど、かなり好きなスポットだったよ。

右上から左に向かって山肌に沿って街が生えてる。対岸も。

ダデスを抜けて1時間半ほど車を走らせる。今まで砂っぽかったし、今日は最終的にサハラ砂漠に行くというのに、道中の川の周辺には果てしなくデーツ畑が広がっている。ただデーツの木が生えているだけなわけじゃなくて、全部誰かの畑なんだって。どこまでが自分のとか分かるのかな?

背景は草ひとつないのに、前景はジャングルちっく
ヤシの木っぽいツンツンした木は全部デーツ

ちなみに写真スポットにラクダで写真撮らせマンがいて、ラクダにアクションカムを食べられそうになったよ。

ロッククライミングの聖地・トドラ渓谷

事前にプランを立てたときに、ガイドにめっちゃおすすめされた場所の一つがこのトドラ渓谷。ただの崖じゃないかって思ってたんだけど、目の当たりにすると違いますな。崖の入り口から奥の駐車場まで300mほど歩いたんだけど、圧倒的な「壁」感。本当にクライミングをしている人もいる。2時間くらい時間を見れば事前に予約して登れるらしい。

写真の中にクライミング中の人がいるの分かる?

実際に上らなくても角度を工夫して、登ってる風の写真も撮れるから試してみてね。

ジェラバを買いに

「ジェラバ」ってなんやねん。そう思ったそこのあなた。ジェラバはモロッコの民族衣装のことだよ。「ジュラバ」って書いてあるところもあるけど、モロッコ人のガイドが「ジェラバ」って言ってたからね。

ジェラバ屋さんに行く前にランチ。ランチはケフタタジンと串焼き。観光客の数がすごかった。この辺はお店も多くないだろうからツアーと組んでるんだろうにゃあ。ちなみにケフタの方がおいしかった。

左がケフタ=ミートボールタジンで、右が串焼き。ほぼポテトだけど。

腹ごしらえしたらガイドのお気に入り?のアイーシャの店(Souvenir aicha)でジェラバ選び。そもそもジェラバはなくても砂漠には行けるんだけど、せっかくなら「っぽく」したくない?というミーハー心でジェラバを着て砂漠に行くために寄ったよ。店員さんは日本の店みたいに、「これがお似合いですよ~💛」みたいな感じではなく試したいのあったら言って位の漢字だけど、着るのは手伝ってくれる。

試着させてくれる。店内もすごいカラフル

入店したらとりあえず撮影用ジェラバとベルベルの旗を持って、デーツの木の前で記念撮影をしてくれる。ジェラバが150dh+スカーフが100dhくらいが相場ということ。二人で合計500dh(≒8000円)。多少値切ってこの感じだったのでそんなもんなんでしょうな。もっと安いところあったらみんな教えてね。
女性にはサービスでヘナタトゥーを手にしてくれたよ

化石の街エルフード

砂漠のあるメルズーガに行く途中に、ちょっとだけ寄ったのはエルフードの化石工場。この付近は昔は海の底だったからアンモナイトやなんちゃらっていう細い貝の化石が大量にあるみたい。写真に写ってる変な模様は全部化石だよ。これ見ると感覚がマヒしちゃって、化石すごくねえジャンくらいに感じてしまうよ。売店にはアンモナイトの化石入りの器とかあったけど、石なので重い。好物好きや化石好きにはとてもいいスポットだと思うよ。

プレートに化石が大量に詰まってる。つるつるに加工してそのままテーブルにしてた。

メルズーガに向かう道中の山に、写真みたいな白い文字が書かれてることがあるんだけど、これは「ここで化石取れたで」っていう目印なんだって。

アンモナイトみたいな絵と一緒に書かれた目印

メルズーガに向かう道中は蜃気楼が何度も見えるよ。陽炎と同義なんだけど、アスファルトで見るより砂漠で見る蜃気楼の方が確かに湖みたいに見えた、干からびそうなときには確かに騙されそう

ラクダとジェラバと砂漠の静寂

メルズーガは砂漠の真横の街。一歩奥に踏み出すと砂漠。
今日はラクダに乗って砂漠の中のキャラバンテントで一泊するから、ラクダライドのポイントに行くと、ラクダが50頭くらいいた!スーツケースとかはデカい車でまとめて持って行ってくれるみたいで、ラクダに乗ってる間に必要な荷物だけを持って乗り込むよ

アイーシャの店で買ったジェラバでラクダに乗り込むねこ

サンセットポイントまでは大体ラクダに30分くらい乗ってたかなぁ
おなじテントエリアに泊まる人たちと一列になってキャラバンみたいに連なってトコトコ行くのが「モロッコに来た」感が一番あってよかった

ラクダの揺れによるお尻の痛みは翌日来るよ

サンセットポイントでは日が落ちるまで1時間くらい自由時間
ジェラバを着てくると石油王みたいな写真とか、幻想的な写真になるからおすすめだよ。これをしに来た!スカーフとか外れそうになるけどスタッフに言えば巻きなおしてくれるよ。

オレンジの砂漠と石油王
アラビアンナイトっぽくない?

自分たちが最初に足跡を付けるのっていいよね。この日は風も全然吹かなくてコンディション的にも最高だったよ。サンセットは20時とかなり遅め。

ロシア人たちはスノボを持ってきて砂漠を滑ってた

砂の上で裸足になるとやわらかくてすんごく気持ちいいからみんなもやってみて。靴の中は砂砂になるから、足元は最初からサンダルで行くか、捨てる予定の靴下とかはいていくのがいいと思うよ

サンセット

ちなみにラクダはめっちゃ歯並びが悪いのでぜひのぞいてみてね

夜の砂漠とキャンプファイヤー

サンセット地点からテントまでさらに1時間ほどラクダに揺られる。あと少しって聞いてたし、時間も遅くておなか空いてたから3時間くらいに感じた。テントについたのは21時過ぎ。文句は言うけど空はきれい

ラクダのシルエットだけ映るの、なんかいいよね

テントは砂漠とは思えないほどラグジュアリー。お湯も出るし、トイレも流せる。スマホも充電できる。空調はなかった気がするけど、テント内は意外とあったかい。疲れてたからこの設備には牡蠣ねこも小躍りしてしまった。

テントがラグジュアリーすぎる。寝巻として冬用ジェラバみたいなのもあった。

砂漠の夜は寒いというのはほんとだったよ。昼はあんなに暑かったのに。
ラクダ行の疲れと、寒暖差による疲れで、眠さもマックスになってきた22時ごろにやっとこさ夕飯。食欲より眠気が勝ちそうだったけど、大量のご飯を前に手は動くのです。下界(?)で食べてたのとちょっと雰囲気の違う料理、多分ベルベル料理なんだと思うけど結構おいしかった。量が多くて食べきれなかったけど。おなかは空いても食べきれないなんて悲しいなぁ

右にあるのは「ベルベルピザ」、冷たくなってたけどね。

牡蠣ねこら二人以外は団体客だった。ご飯の後にキャンプファイヤーするぞって23時過ぎに呼ばれていくと、団体客のプロポーズをサプライズでやってて素敵だった。伝統音楽っぽいのに合わせて踊ったりして楽しかったけど、時間はもう0時。宴は続いたけど、ねこたちはテントに戻って寝る準備だ。

Pixel 7aではうまく映せなかったけど、光のない砂漠の夜空はすごく小さい星まできれいに見えて素敵だったよ…

明日はTabi in Morocco#5「ベルベル体験、そしてフェズへ」編、おたのしみに!


きょうの旅程

今日も移動が長かったけど、砂漠に泊まる体験はみんなもやってみて
…ラクダに1時間半乗ってたのに、6kmしか進んでないのは驚きだよ

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