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子供に「任せる」とは

先日開催された教育セミナーに参加し、多くの気づきや学びを得ることができました。今回のセミナーでは、樋口先生と若松先生による対談を中心に、問いを活かした授業づくりや子どもたちに学びを任せることの意義について深く考える時間となりました。

「問い」を大切にすることの意味

授業設計において「問い」はとても重要です。しかし、問いを活かすことは簡単ではなく、その難しさを改めて実感しました。問いから授業を作ること、そして子どもたちに「自分ごと」として学びを捉えてもらうにはどうすればいいのか。今回のセミナーを通じて、問いの本質を改めて考える機会となりました。

また、「なぜ?」がないまま、授業形態だけを追求してしまうことのリスクにも気づかされました。ただ実践をなぞるのではなく、目的を明確に持ち、子どもたちにとって意味のある学びをデザインすることが大切だと感じました。

子どもに学びを任せることの難しさと可能性

「子どもに学びを任せる」と一言で言っても、実際には多くの準備が必要です。事前に考えておくべきこと、自分ごととして学習に向き合ってもらう工夫、問いとパフォーマンス評価の関係性など、多くのヒントを得ることができました。

特に、異なる学力レベルの子どもたちがいる中で、どうすればすべての子が主体的に学びに関わることができるのか。この問いは、自分の授業を振り返る上でも大きなテーマになりました。

学ぶのは子どもだけじゃない。教師自身も問い続ける

今回のセミナーでは、「学び続けるのは子どもだけではなく、教師も同じ」というメッセージが強く響きました。特に、同僚性(教師同士の協力や対話)の重要性について、多くの参加者が印象に残ったと話していました。

しかし、現場ではなかなか同僚と関わる時間が取れないのが実情。だからこそ、限られた時間の中でどうやって学び合いを続けていくのかが、今後の課題になると感じました。

セミナーのスタイルが生んだ価値

今回のセミナーは、講師が一方的に話す形式ではなく、参加者自身が考え、対話しながら学びを深めていくスタイルでした。講師お二人が「答えのない問い」について悩みながら対話する姿が、そのまま私たちにとっての学びになったように思います。

また、他地域の先生方と気軽に話し合えたことも、貴重な経験でした。普段関わることのない先生たちと対話することで、新たな視点を得ることができました。

これからの学びへ

セミナーでの学びをどう実践につなげるのかが、これからの課題です。「問い」を意識した授業を作ること、子どもたちが主体的に学べる環境を整えること、そして教師自身も問い続けながら学びを深めること。

「何のためにやっているのか?」を常に問い続け、手段が目的化しないように気をつけたいと思います。そして、この学びを一度きりのものにせず、対話を重ねながら進んでいきたいです。

最後に、このような素晴らしい機会を作ってくださった講師の先生方、そして参加者の皆さまに感謝いたします。これからも学びを楽しみ続けていきましょう!


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