minami

農業の仕事をする旅

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農業の仕事をする旅

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晴れた張れた、非日常的日常。

この写真の光景が、いかに貴重でありがたいか。 それをしみじみ感じるのは私と社内の人くらいかもしれないけれど、こんなこと、後にも先にもないと思う。 先週から今週にかけてずっと雨続きで、気温も低い日が続いた。7月中旬に梅雨が開けてから約2週間の干ばつ、そして1週間の毎日雨。この辺では、レタスもパクチーも8月いっぱいが植え付け時期で、まさにラストスパート!というときなのに、畑がぬかっていて全然マルチを張れない。 次の畑の準備が出来ないから、種をまく場所が底をついてしまい、一度

    • はじまりは、吐きそうで泣きそう。

      明後日から、今季のパクチーの出荷が始まる。 どきどき、わくわく、そわそわ、ぴりぴり。 これまでの経験が、言葉になって考えるよりも前に、入り混じった感情が一気に湧き出てきて、吐きそうで泣きそう。始まってしまえば流れの中に、そんな気持ちは来年まで忘れてしまうのだけれど、今年は忘れないうちに書いてみようかなって思って書く。 農業って、いろいろあるから、作り方も売り方も。とれた日にとれた分だけ出荷するやり方もあるけれど、私の農業は、お客さんから事前に注文をいただいて、その分をその

      • 人と人「間」に意味がある|47キャラバン#36@長野

        REIWA47キャラバンとは 東日本大震災を機に、食のつくり手を特集した情報誌と食べものがセットで届く「食べる通信」と、生産者と直接やり取りをしながら旬の食材を買えるプラットフォーム「ポケットマルシェ」を立ち上げた高橋博之さん。REIWA47キャラバンとは、高橋博之さんの旅だ。東日本大震災から10年の節目を迎える2021年の3.11に向けて、改めて人間とは何かを問うため、47都道府県を行脚する。 旅のはじまり2021年1月26日、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下で行わ

      晴れた張れた、非日常的日常。