よみがえる勤労
「勤労感謝の日」といいますが、元は「新嘗祭」です。天皇がその年の収穫物を神々にお供えして感謝し、ご自身もそれを食すという祭祀の日とされていました。11月の休日としては「文化の日」が「明治節」に由来しますので、いずれも戦前からの祝祭日ということになります。
さて、国家神道色の払拭と感謝の対象を全産業に従事する人々とした「勤労感謝の日」ですが、予備校講師というのは、日々勤労です。「仕事のない日は仕事をする」と言われる業界です。これを日本語に翻訳すると、「授業がない日には、教材や模試の制作などの授業以外の仕事に取り組む」となります。
持田はというと、授業のない時間は比較的多く確保しています。授業準備や教材制作などに時間を割きたいということと、オンライン授業で在宅の日はできるだけ家でごはんを食べたいので、その支度や買い出しの時間を確保したいというのが理由です。
勉強もまた仕事のうちです。ラテン語の学習などは業務からは少し離れているように見えますが、英語の語彙を扱う上で重要な知見が得られます。同様に漢文、文言中国語についても学びを深めて、日本語を深く知るよすがとしたいとも思います。