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英語が危機的な大学受験生が年内にやるべきこと

項目別の文法問題集(初見のもの)を数日で解く

これは項目ごとの正解率を算出し、現時点での文法の定着度を把握するためのものです。この段階では解説を熟読する必要はありません。答え合わせだけして、できるだけ早く正解率が出せるようにします。この目的のためには、できるだけ問題数が少なく、かつ網羅性の高い問題集を使うようにします。1000題もあるような問題集は不向きです。

※「危機的」な受験生の多くはほとんどの項目の正解率が60%未満だと思います。文法問題がかろうじて解けるというレベルでは文法知識を文章理解や文章表現に活用することはできません。つまり、文法問題集で正解率60%未満というのは、入試で文法問題のみ最大60%の得点が見込めるものの、他の問題では得点が期待できないことを意味します。これでは志望校合格は難しいと言わざるを得ません。

例文集で和文英訳・英文和訳の演習を行う

使える文法力の底上げには、日英比較を通じて文法を理解し、書いたり読んだりすることを通じて定着を図ることです。この目的を果たすには、例文集を用いて短文による和文英訳・英文和訳を行うことが有効です。これは文法問題集を解くよりもはるかに効果的で、短期間で成果が現れます。とはいえ、これは通常の例文暗記の方法よりも「力業」です。覚悟が求められます。

文法書を熟読する

和文英訳や英文和訳を進めていくうえで出てくる疑問点は、文法書を熟読することで解決していきます。問題集の解説などでは不十分です。文法がしっかりと解決してある本を使って文法を理解していくようにします。

ここまでを、今から3週間くらいでこなしていきます。例文集の演習と文法書の熟読は繰り返すことも大切です。すべての文を反復する必要はありませんが、日本語を見たら英訳が言える、英語を見たら和訳が言えるようになるまで練習していきます。紙に書くのは1回だけでよいでしょう。2回目以降は口頭で行っていきます。

さあ、今から始めましょう。

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