働き方のこと
雑文です。
塾や予備校の「先生」の働き方の話。いわゆるサラリーマンもいます。塾や予備校を運営する法人と雇用契約を結んでフルタイムで働く先生方です。同じ雇用契約でもパートタイムの場合もあります。これは非常勤講師や時間講師と呼ばれ、授業のコマ単位で給与が支払われる契約です。この場合は複数の塾や予備校を掛け持ちするケースが多くなります。講師が個人事業主となり塾や予備校と業務委託契約を結んで働く場合もあります。こちらもコマ単位で報酬を受けとる契約ですから、複数の塾や予備校を掛け持ちするのが普通です。個人事業主ではなく、株式会社などの法人を立ち上げて出講先と法人契約を結び先生もいらっしゃいます。つまり、「先生」といっても、サラリーマンからフリーランスまでさまざまな働き方の人がいるわけです。
持田個人の話。自分はサラリーマンには向かない人間だという思いが昔からありました。組織に身を任せたら怠けるのではないかと思っていたからです。折しもバブル崩壊後の不況で有名企業の倒産が相次いでいた時期で、怠けずにやったところでどうなるんだ、という思いもありました。大学卒業直前に院試不合格が決まって就活ができなかったという事情もあります。
塾・予備校講師には、ひたすら限界まで仕事を抱えている人がいます。その一方で、一定の範囲内でしか仕事を受けない人がいます。どちらも理由は同じで、「たくさん稼ぐため」です。いつまでもこの仕事が続けられるわけではないという認識は共通で、では「できるときにできる仕事をとにかく引き受けまくる」のか、「一日でも長くこの仕事が続けていけるようにする」のか、という選択に迫られてそれぞれの判断をしているわけです。
最後に大事なことを言います。この仕事を愛している人が多いのもこの業界の特徴だと思います。逆に言えば、好きでなければやっていられない仕事ということでもあります。