見出し画像

くどくど言います!

難しい文法は不要だとか、仮定法なんて必要ないだとか、wouldやcouldは覚えるなだとか、言いたい放題です。プリンスが作詞・作曲し、シネイド・オコナーがカバーして世界的にヒットしたNothing Compares 2 Uという曲に、こんな歌詞があります。

I can eat my dinner in a fancy restaurant.

Nothing Compares 2 U

これは実際におしゃれなレストランでごはんを食べているという含意があります。一方、こんな歌詞もあります。

I could put my arms around every boy I see.

Nothing Compares 2 U

こちらは、「(その気になれば)合う男を片っ端から抱くことだってできるけど」という感じで、実際にそうした行為には及んでいないことを表しています。英語の助動詞の過去形は一部を除いて過去を表すことはありません。控えめな態度や事実に反することを表すために用いられます。話しことばであれ、話しことばであれ、リアルなコミュニケーションを行うには助動詞を使いこなす必要があることは明らかです。

大学受験英語においても、文法問題での頻度はそれほどでないものもありますが、長文中に出てくることは多く、文脈上重要な役割を果たしています。英語を学ぶのであれば、助動詞の学習は必須であり、助動詞に限らず英文法をしっかり学ぶことは大切なことなのです。

いいなと思ったら応援しよう!