成人の日に思うこと

今日は成人の日らしいです。昔は1月15日だったと思いますが、連休に組み込まれたおかげで新成人が地元に帰りやすくなっているのかもしれません。

大人になる、というと身構えがちですが、そんなに大したものでもないです。大人は基本的に無能で未熟で不完全です。うすうす気づいている新成人の方も多いと思います。無能で未熟で不完全だからこそ、人は学び続けなければならないのです。もし大人が有能で成熟していて完全ならば、世の中がこんなに生きづらいはずがありません。

学び続けること、あるいはこれから学び始めること。新成人に必要なことはこれだけです。学校の中だけで学ぶのではありません。むしろ、高校を卒業したあたりから学びが本格的に始まるのかもしれません。新成人の時期は、勉強と受験勉強を往還する時期でもあります。興味関心に導かれて取り組む「勉強」と、入学試験や資格試験のために取り組む「受験勉強」を行ったり来たりすることになります。

机に向かって書物と向き合うことだけが勉強ではありません。学びの形は多様です。一生続くことですから、楽しく学んでいきたいものです。