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英語の動詞を覚える

今回は、語彙学習のお話です。英語の動詞を覚える時に、語義を覚えるのはもちろんですが、その動詞がとるパターンを覚えることも大切です。このパターンの学習は、文法知識として文型の全体像を先に学んでおくのも一つのやり方ですが、パターンを対応する日本語と共にとりあえず覚えていくというやり方も有効です。

  • X talk to/with Y about Z:X〈人〉がY〈人〉に/とZ〈話題〉について話す

  • X apologize to Y for Z:X〈人〉がY〈人〉Z〈理由〉のことで謝る

いま、X、Y、Zという記号を使っていますが、これはA、B、Cを使うと文型のC(補語)との混同が生じるためにこうした措置をとっています。また、辞書によっては語義の記述で主語を含めずに示していることもありますが、覚える時には主語を含めたパターンで覚えます。辞書を引くときには辞書の記述からこれらのパターンを見つけて拾っておくようにします。これができるようになることも辞書を使いこなす上で重要な技術の一つです。単語集や熟語集で覚えていく際にも、このパターンを意識し、記述に不足があれば辞書で調べて書き込んでいきます。

そして、実際の用例を見て、X、Y、Zがそれぞれどの語句なのかを確認していきます。このときに文法を後回しにしている場合は文全体の構造がつかみきれないこともあります。これをとりあえず放置して後で文法知識としてしっかり学ぶのも一つの方法ですし、ここですべてを解決しておくのももちろん有効です。文法後回しの場合は、ここでとりあえずパターンを暗記していきます。文法を同時に学んでいく場合は、パターンと共に例文も覚えていきます。

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