文法問題集:何回回す?
大事なことですが、問題集は回りません。
問題集を3回回すみたいな話が一部のSNSで流布しています。英文法問題集(の文法語法の章)への取り組み方を改めてまとめておきたいと思います。
上の記事でも触れていますが、文法問題集の取り組みは3段階で進めていきます。
[1回目]全文書き出しにより文構造を分析しながら解き、身についていない知識を文法書・辞書で確認し、抑えておくべき事項は書き出す。
[2回目以降]口頭で音読しながら解く。
[補強]何回やっても解けない問題はカードに書き出し、裏面に解答と和訳を書いておき、これを繰り返し見て解き、頭に入れる。
最後のカードの活用は、シャフルすることによって、書籍内の位置から答を推測するという「邪推解法」を排除するために効果的です。
なお、この提案は、英文法の知識がそれほど身についていない場合を想定しています。リンク先の記事に「それでも」とあるのは、この段階での問題集の活用は決してベストとは言えないものの、さまざまな事情(や受験生本人の思い込み)で問題集に取り組まざるを得ない受験生に向けているからです。