見出し画像

英単語集の取り組み:「量」と「質」

今回は英単語集を用いた語彙学習のお話。実はこのお題では今年の年頭に一度記事を書いています。

持田のnoteでは「単語『集』」という呼び方をしていますが、これは「単語『帳』」と区別するためです。

「量」の取り組み

上の記事でも「高頻度の目視」について言及していますが、英単語集
における「量」の取り組みとは、この高頻度の目視を実践することです。この最も急進的なやり方は、単語集のリストだけに目を通し、「見出し語→語義」を1項目あたり数秒でこなしていくものです。ここで重要なのは「雑でもいいから繰り返す」ということです。

「バーモントカレー」という商品名があります。多くの人が記憶している商品名ですが、誰も意図的に暗記してはいません。CMで見たり、スーパーなどの店頭でくりかえしパッケージを見ていることで記憶に定着したのです。そしてこの事実は「頭が悪いから覚えられない」というのは多くの人には当てはまらないということです。「バーモントカレー」並みの高頻度の目視を実現すれば、「バーモントカレー」並みの記憶への定着が実現します。(前回の記事では「コカコーラ」の例で説明しています!)

「質」の取り組み

リスト化された英単語が記憶に定着したとしても、それだけでは断片的な知識であり、読み書きに使えるようにはなっていません。そこで「量」の取り組みと並行して「質」の取り組みが必要になります。こちらも過去記事で再三にわたって提案しております。

そして、文章の付いた英単語集では、その英文の精読をしていくことでさらに学習効果を高めることができます。

なお、この「質」の取り組みに際しては、単語「帳」の活用も便利です。

いいなと思ったら応援しよう!