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大学の序列とか学部の序列とか

こういうことにこだわる人がいます。こだわる人がいる限りは、こうした「序列」にもそれなりに意味があることになります。例えば、大学や学部の序列にこだわり、それ以外の評価基準を持たない人が企業で採用担当だったりすれば、その企業に入るためにはその基準(=大学・学部の序列)に合わせていく必要があります。

「学歴」には「何だかわからないけどこの人すごそう」と思わせる力があります。その力を得たいと思う人には「学歴」は魅力的であり、どの大学のどの学部が「学歴」のより上位に位置するのかを示すのが「序列」というわけです。

一方で「学閥」というものもあります。これは同じ大学を卒業した人たちで形成されている集団です。学閥は規模の大きい大学であればあるほど当然大規模になりますから、偏差値的な序列とは一致しないこともよくあります。

「有名大学」という概念があります。知識や情報は知らないより知っている方が一般的には望ましいので、「有名大学」にこだわることは、情弱にも出身大学がわかってもらえるという、学歴のユニバーサルデザイン化のようなものだと言えます。これも学歴同様、大規模大学の方が有利になります。

何をどう考えるかは自由ですから、こうした視点で志望校を選んで受験することも悪いことではありません。10代で将来の職業を決めきれない人も多いでしょうから、とりあえず行く大学を選ぶ基準として、こうした考えをとるのもありだと思います。

とはいえ、誰かの決めた、必ずしも根拠があるとは言えない基準に縛られて生きていくのもなかなか苦しいものです。この苦しさから逃れたいと思うのであれば、自分の興味や関心に基づいて自由に大学や学部を選んだらよいと思います。持田もこの立ち位置で受験しました。私文専願でありながら、GMARCHも日東駒専も受験していませんから。

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