北の大地へ
ずっとnoteを更新していなくてすみません。
先日(6/23〜26)、思い切って北海道に旅行へ行ってきました。
LCCで関空から新千歳へ飛んで、JR北海道の周遊券とレンタカーを使って道東方面へ。
阿寒湖で温泉と鹿肉を堪能し
釧路湿原あたりを通り抜けて
厚岸でカキを味わい
菖蒲が咲き、馬が草食む岬で心癒され
日本離れした美しい景色に車を止め
職場の先輩が絶賛していた浜中のソフトクリームを食したところで
Uターンして道央に戻り、白老のウポポイへ
そこでタイムアップ。白老から新千歳へ、そして名残を惜しみながら空港のレストラン街でラーメンを啜り、関空へと戻りました。
到着した日と2日目は雨、特に2日目はひどい雨でしたが、3日目と4日目は非常によく晴れて良かったです。
また、JR北海道の周遊券をより安いものに急遽変更したため、連動して事前予約していた駅レンタカーを解約し、改めてレンタカーを取り直すなんてことをして、余計な出費になったり、一部の行程が予定通りに行かなかったりもしましたが、途中で北見在住の知り合いに車を出してもらって、車中で北海道暮らしならではの話を聞けたりして、結果オーライの旅になりました。
今回の旅の一番の動機はウポポイでした。
少数言語や方言に心惹かれがちな人間なので、アイヌ語やアイヌ民族にも前々から興味がありました。ウポポイでは館内表示にアイヌ語が積極的に使われているというのも気になるポイントでした。
行ってみた感想としては、2時間ほどの滞在ではとても回りきれないということでした。アイヌ民族博物館ぐらいしかまともに見て回れませんでした。
博物館は正直「え、これだけ大きな施設なのに、展示内容これだけ?」と感じました。アイヌ民族を全く知らない人にざっくりと概観を伝えるという感じの解説ですし、展示物もウポポイの開設に合わせて新調・復元されたものが多いですし。
体験プログラムや伝統芸能鑑賞などにしっかり時間を割いてこそ、ウポポイに来る価値があるんでしょうね。次に来る時はその辺りを踏まえて回りたいと思います。
ただ、知里真志保の企画展はとても面白かったです。企画展のことを下調べせずにウポポイへ行きましたが、言語に興味のある私にはうってつけの内容で、知里真志保といえば「なんか昔アイヌ語の研究してはった人」ぐらいにしか思っていなかったので、とても勉強になりました。
今回の旅では、北海道はやはり広大で雄大で、まるで外国のようだと実感した一方、それもそのはず、元々は異なる言語や文化を持っていた人々の土地であり、その人達との必ずしも穏やかではない歴史の上に「国内」という現在があるんだということも考えさせられました。
ウポポイのミュージアムショップで買って、帰宅後に食べたオハウ。
北海道でアイヌ文化の復興・復権が進み、「名古屋行ったら味噌カツ食べるぞー」とか「沖縄行ったら沖縄そば食べるぞー」みたいな感覚で、伝統料理から創作料理までアイヌの食文化が手軽に味わえるような状況にいつかなってほしいですね。