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関西独特の地名の発音

地名をどう発音するかということに以前から関心があります。 例えば、テレビのアナウンサーが「姫路」を平板型ではなく頭高型で読むと、姫路市民から抗議が来るとか。 90年代に「ジュビロ磐田」がJリーグに加盟した頃、「磐田」が全国放送で読まれる機会が増加しましたが、平板型で読まれることに対して磐田市民が抗議しつづけた結果、地元の発音である頭高型で読むことが定着したとか。 そのような「地元の人とヨソの人とで発音が違う」という話は日本中にあります。 しかし、個々に話題になることは多い

    • サカイ

      昨日、朝10時頃に大阪での泊まり仕事を終え、梅田のQBハウスで髪切ったりやらなんやらして、11時頃に「さあええ加減、家帰るか」と大阪駅を出発しましたが、滋賀県内大雨のため琵琶湖線運休。京都から先に進めなくなってしまいました。 とりあえずお昼にしよう。京都駅地下東口すぐのうどん屋でカレーうどんでもと思いましたが、えらい行列。 うーん、どうせ長時間足止めになるなら(この時点で運転再開時刻未定)、前から気になっていた京都市内の食堂に市バス乗って行ってみようかな。どうせ市バスは均一

      • 北の大地へ

        ずっとnoteを更新していなくてすみません。 先日(6/23〜26)、思い切って北海道に旅行へ行ってきました。 LCCで関空から新千歳へ飛んで、JR北海道の周遊券とレンタカーを使って道東方面へ。 阿寒湖で温泉と鹿肉を堪能し 釧路湿原あたりを通り抜けて 厚岸でカキを味わい 菖蒲が咲き、馬が草食む岬で心癒され 日本離れした美しい景色に車を止め 職場の先輩が絶賛していた浜中のソフトクリームを食したところで Uターンして道央に戻り、白老のウポポイへ

        • ゆっくりしていってくだい

          また動画の話です。 言語学系の動画でよくバズってはる、すきえんてぃあさんという方がおられます。 最近は、「ゆっくり動画」という解説・実況系動画ジャンルの冒頭部のテンプレ(霊夢と魔理沙という二人のキャラが、自己紹介したあとに「〇〇って知ってる?」「知らない」「じゃあ今日は〇〇の話題をしていくわね」と会話を進め、二人で「ゆっくりしていってね」とハモる)を色んな言語(主に日琉諸語)に訳す企画でバズってはります。 (以下その二例) 触発されて、私も自分とこ(滋賀県湖東地方)の方言

          合成音声にうちなーぐちを喋らせてみる

          前の記事の投稿から日が経ってしまいました。noteに書くネタがない訳ではなかったんですけどね……。 5月がもう終わってしまいますので、滑り込みでちょっとネタを。 VOICEVOXという合成音声がフリーなのにすごく出来が良いと聞いて、色々喋らせて遊んでいました。ATMがもしうちの方言を喋ったら、とか。 で。昨日、Twitterを見ていたら「新幹線車内の電光掲示を再現できるサイト」が話題になっていました。 これとVOICEVOXを組み合わせて、電光掲示も車内放送も方言とい

          合成音声にうちなーぐちを喋らせてみる

          基本例文50

          方言文法研究会というところが、基本的な構文・文法形式を含んだ50個の例文を作り、それを日本各地の方言に訳して比較するという取り組みをされています。 これを私の普段使いの方言でも訳してみたら面白そうと思って、50個全部、訳してみました。誤字脱字のチェックとか、まだまだ改良点はあると思いますが。 https://wiki3.jp/ohmian/page/65 どこまで元の共通語文に寄せるべきかとか、色んな言い方ができて絞りきれないとか、なかなかやり出すと難しいですね。 興

          基本例文50

          糸切餅

          って皆さんご存知ですか。「いときりもち」って読みます。 滋賀県有数の大きな神社「お多賀さん」こと多賀大社。その門前町である滋賀県多賀町で売られているお餅が糸切餅です。 お伊勢さんへ行ったら赤福餅、宮島へ行ったらもみじ饅頭、浅草寺へ行ったら芋ようかん、太宰府へ行ったら梅ヶ枝餅……、滋賀県民にとってはそれと同じくらい、お多賀さんと糸切餅はド定番の組み合わせです。 私も糸切餅は大好物。数ある滋賀県の銘菓の中でもトップクラス、あの赤福餅にも十分負けない美味しさだと思っています。

          糸切餅

          津軽へ

          温泉と弘前の桜を目当てに、飛行機で青森県津軽地方へ旅行に行ってきました。3泊4日で、酸ヶ湯、黒石、大鰐、弘前、青森を巡りました。 旅行の計画を立てた時には「桜を見るにはちょっと早いかな……」とも思っていましたが、満開ちょっと手前で却って人がそこまで多くなく、弘前の桜を十分に堪能できました。

          津軽へ

          今日は彦根城

          仕事終わりに桜を見に行くシリーズ第4弾は、地元の誇り彦根城へ行ってきました。 満開+晴天+週末ということで、彦根市内の道はめちゃくちゃ混んでいましたし、城内も天守閣入場60分待ち(私は彦根城に何度も来ているのでスルー)なんて状態になっていましたが、やはり彦根城の桜は何度見ても良いですね。 彦根城の天守閣は凄い人だかりでしたが、ちょうどひこにゃんショーの時間だったようです。ひこにゃん人気も息が長いですね。 ちなみに私は北西側から見る天守閣(↑こちら)が迫力あって好きです。

          今日は彦根城

          東寺

          昨日は日勤仕事の帰りに京都へ立ち寄って東寺の夜桜を見てきました。東寺へ行くのは確か3〜4度目ですが、桜の時期かつ日が落ちてからは初めてでした。 東寺の夜桜がここまでのものとは想像以上でした。桜もさることながら、ライトアップされた五重塔の美しさと存在感に圧倒されました。写真ではとても伝えられません。さっさと帰宅しようかとも思っていましたが、寄り道して正解でした。 ちなみに、前回取り上げた長谷寺に続いて、「東寺」も発音が要注意な固有名詞です。 京都に詳しくない人が無意識に「

          長谷寺

          先日京都の背割堤へ桜を見に行ったのに続き、今日は奈良の長谷寺へ行ってきました。 仕事明けに上り下りの多いところを歩くのはしんどかったですが、見事な花盛りで門前町もお寺も美しく、それでいて京都の著名社寺ほど混み合うこともなく。行って良かったです。 背割堤のようにずらーっと一直線に桜並木が続く光景も綺麗ですが、広々とした空間に程よく桜が散りばめられた光景は、より一層の風情が感じられますね。 ちなみに、鎌倉にある長谷寺は ハ[セデラ と平らに読むようですが、こちらの長谷寺

          長谷寺

          平和なひととき

          今日は京都府八幡市の背割堤という桜の名所へ行ってきました。 曇り気味でしたが、温かな陽気のもと大勢の方が楽しそうに花を愛でている光景に、心から「平和やなぁ」という気分になりました。 ウクライナやロシアの方々にも、花を愛でる穏やかな春が早く訪れてほしいものです……。

          平和なひととき

          よう頑張りやった

          今日、選抜高校野球の決勝戦がありましたね。 京都国際がコロナ陽性者多数で出場を辞退し、我らが滋賀の近江高校が開会三日前に代替出場決定。思いがけない出場でありながら、息を飲む延長戦を次々制し、滋賀県勢で初めて決勝まで進みました・・・が、残念ながら大阪桐蔭には叶いませんでした。大阪桐蔭は攻守とも桁外れの強さでしたが、近江高校打線を抑え込んだのが滋賀県出身の投手だったというのは少し複雑な気持ちでしたね・・・。 高校球児のような自分より年下の人達が頑張っているを見ていると、思わず

          よう頑張りやった

          中之島

          2月にオープンした話題の「大阪中之島美術館」に先日行ってきました。審美眼など持ち合わせていないミーハーの私でも「おぉ〜すご〜」ってなりました。また面白そうな企画展があれば見に行きたいですね。 中之島は大阪都心の北寄りに位置する、東西に細長い中洲です。江戸時代には蔵屋敷が建ち並び、近代以降はその跡地を活かして官公庁やビジネスの街となりました。中央公会堂や日銀支店、図書館、意匠を凝らした橋など近代大阪の繁栄が感じられ、川を挟んだ北船場(こちらも空襲を免れた近代建築が多い)と合わ

          中之島

          ドアあからへん! ぴちっとしめやんとこ!

          先日、家のトイレのドアの取手が取れて、しっかり閉めるとドアが開かなくなってしまう状況になりました。その時に母が言っていた言葉です。ちなみにアクセントは [ド]ア [あか]らへん! ぴ[ちっ]と しめやんと[こ です。この一瞬の言葉のなかで、個人的注目ポイントが二つあります。 一つ目は「あからへん」「開かない」や「開けられない」という意味で、「あからん」とも言います。終止形なら「あかる」、過去形なら「あかった」となります。 が、母が否定形以外の活用形を使うのはほとんど聞

          ドアあからへん! ぴちっとしめやんとこ!

          栗東市方言との待遇表現比較

          大阪大学リポジトリで滋賀県の方言に関する論文が新たに公開されたと知り、読みました。 『阪大社会言語学研究ノート』第18号 今田実咲「滋賀県栗東市方言における待遇表現形式の記述的研究」 URL→https://doi.org/10.18910/86404 栗東市は滋賀県南西部(湖南地方)に位置する市で、私の地元(湖東地方)から直線距離で20kmほど離れています。車だと約40分。その栗東市出身の研究者の方が、自分自身が使っている待遇表現についてまとめられた論文です。ちなみに世

          栗東市方言との待遇表現比較