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ぼやけたことしか書けない
人間誰しも書けないことがあると
思うんです。もちろん、ネットは何でも書いていい場所ではありませんから、法的に問題のあるものや倫理的にまずいものはいけません。それに墓場まで持っていきたい秘密はどんな些細なことだって書きたくないでしょう。
私もそこは気を遣っているつもりです。人から聞いた話には本人からnoteに載せる許可をもらう場合がありますし、個人の特定を防ぐために仮名を用いたり、出来事の本筋を変えない程度には事実と異なる描写を入れたりしています。ここのようによく分からないことばかり書いてあるところで個人が特定されても別に得にも損にもならないとは思いますが、万が一のことを考えてそうしています。
私自身の情報もなるべく特定されないように書いているつもりです。昔にはもっと個人情報垂れ流しで近所の写真をスマホでパカパカ撮ってはドカドカ載せてました。それで何かが起きたわけではないんですが、いろいろ書いているうちにもうちょっとちゃんとしようという意識が芽生えまして、個人情報をぼやかしながらも皆さまに少しでも楽しんでもらえるようなものを書こうとしています。
ただ、そうすると書いていいかどうか迷うものが当然出てきます。それならばまだいいんです。問題は書きたいんだけど書けないものが出てくる時です。
例えば、私が近所を歩いていると、たまにここで書くネタとしてはうってつけの人だったりものだったりを見る場合があります。皆さんもお分かりの通り、すぐにでも誰かに話したくなるレベルの面白い人やものなんて滅多に出会えるものではありません。しかし、ここでジレンマが起こります。面白い人やものが特徴的であればあるほど、住んでる場所がバレかねないんです。だってそうでしょう。私と同じ生活圏の人が見たら「ああ、星野ってやつはこの辺りに住んでるんだな」とすぐ分かるわけですから。
本当は書きたいんです。もう本当に、目撃した私でさえ実在を疑うレベルの人やものを見かけたんです。そこで、今日は書きたい欲望にちょっとだけ負けて、試しにいろいろぼやかして書いてみます。
最寄り駅周辺でたまに見かける人なんですけれども、その方が特徴的な格好をしているんです。スキンヘッドでサングラスをかけ、腕が太ければ肩幅が広い。見るからにごつい方なんです。でも、身に着けているものは真逆なんです。とにかく滅茶苦茶可愛らしい格好をしているんです。何だったら頭には非常に可愛らしいカチューシャをつけている。スキンヘッドにカチューシャって初めて見ました。
その方は大体何もしていません。道端で立っているか、もしくは座っているか。ああそうだ、まれに自転車をこいでいるときもあります。いずれにしろ、何の用事で駅周辺にいるのかよく分からないんです。たまたま街ブラしているところを私に見られているだけで、本当はちゃんとしたお仕事をしてるんでしょうけれども、そんな人がいきなり道端に立っているんで私はすごくビックリするわけです。もうだいぶ慣れましたけれど。
他にも、とあるお宅に特徴的なものがあるんです。たまたま近所を散歩しているときに何気なく民家の室内に目をやりますと、1階の日当たりのいい部屋のど真ん中にドーンと特徴的な器具が置いてあるんです。外見から何に使うのかは推測できるんですが、個人の家にあるなんてまずありえない。その上、素材が明らかに特殊で、何か特別なものを作ろうとでもしない限り、あんなものを家に置いておくわけがないんです。その道のプロか、もしくはよっぽど特殊な趣味をお持ちのお宅に違いない。
予想はしていましたけれども、やっぱりモヤモヤする表現のオンパレードですね。どうも失礼いたしました。