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AI(Adventure Intelligence)を育む「かきくけこミットメント」第2回「き」
「き」は共感的な理解の「き」です。 2004年の自然学校指導者養成講座の研修でNPO法人自然スクールトエックの伊勢さんから習ったことがあります。https://toec.jp/ そ…
AI(Adventure Intelligence)を育む「かきくけこミットメント」第4回「け」
「け」は経験の場を用意するの「け」です。
私の冒険教育活動のベースであるOBS(アウトワードバウンドスクール)の創設者であるクルトハーンはこう言っています。
“It is the sin of the soul to force young people into opinions – indoctrination is of the devil – but it is culpable ne
AI(Adventure Intelligence)を育む「かきくけこミットメント」第3回「く」
「く」はクリエイティブ(創造的)に関わるの「く」です。
私の仕事の自然体験や野外教育ではクリエイティブさを大切にしています。
それはキャンプ生活の場面でも大切です。新しい友達やスタッフとの新しい関係性を築き仲間やチームとしてキャンプ生活や冒険体験を創りあげていくためにはいろんな意味でのクリエイティブさが必要です。
将来子どもたちが便利な道具や人間関係を破壊的に使ったりせずに、平和的に創造的に
AI(Adventure Intelligence)を育む「かきくけこミットメント」第2回「き」
「き」は共感的な理解の「き」です。
2004年の自然学校指導者養成講座の研修でNPO法人自然スクールトエックの伊勢さんから習ったことがあります。https://toec.jp/
それは「事柄より事情」「内容より気持ち」という言葉です。
子どもの気持ちに寄り添うには、起きている事柄よりもどうして起きたかという事情を聴き、言っている内容よりもどんな気持で言っているかという気持ちに寄り添って聴く
AI(Adventure Intelligence)を育む「かきくけこミットメント」第1回「か」
「か」は関心を持って見守るの「か」です。
自然の中で体験から学ぶ場において前回までの記事に書いた「刃火歩平穂育」のようにどんなことを体験するかも大切ですが同時に指導者がどのようなあり方で関わるかも大切です。
例えば刃物を使うプログラムも指導者が手や口を出し過ぎて結局参加者は何もしてないようなときもあります。
刃物の基本的な使い方は安全上教えても、作品を作るときやナイフの使い方のコツなどは参加
AI(Adventure Intelligence)を育む「かきくけこミットメント」全5回予告編
前回までの刃火歩平穂育(はひふへほいく)を実践するうえで大切なのはその場を用意したり関わる大人の在り方や関り方(子どもへのコミットメントの仕方)が重要だと考えています。
次回からの「かきくけこミットメント」全5回は
か:関心をもって見守ること
き:共感的な理解について
く:クリエイティブな関り
け:経験の場を用意すること
こ:肯定的にかかわる
について書いていきます。
AI(Adventure Intelligence)を育む「刃火歩平穂育」(はひふへほいく)第5回
5回目は「穂」つまりは食育です。
冒険には気力と体力が必要です。
その源の1つが食です。いろんな意味で食が充実すると気力も体力も湧いてきます。
キャンプ生活で仲間と作って食べる食事は楽しく美味しく豊かな時間となります。
キャンプで魚を採ってさばいたり、野菜を土から収穫し調理して片付けることで食べ物がどこから来てどこへいくのか解ります。
食品残さなどをコンポストにして畑に還すことで自分の出し
AI(Adventure Intelligence)を育む「刃火歩平穂育」(はひふへほいく)第4回
4回目は平和の「平(へ)」です。
平和への教育
「刃火歩平穂育」を通じて刃物や火という道具などを安全に正しく使いこなして、健康な食べ物を食べて凸凹道をたくさん歩いて健康な体をつくる。そんな子どもたちが多様性のある自然環境や人間関係の中で育ち、共同体験や対話を通じて世界中に友だちをつくる。
豊かな体験が多い人は、他者や社会の困りごとを自分ごととしてとらえ、平和に向けたアクションをおこしてくれる
AI(Adventure Intelligence)を育む「刃火歩平穂育」(はひふへほいく)第3回
今日は歩(ふ)=歩くです。
自然の中のでこぼこ道をたくさん歩くことは、幼少期の子どもたちにとって心身の発育発達や人生の土台づくりにとても有用だと思っています。
でこぼこ道や道なき道は人生の比喩だと考えてます。
冒険教育には様々な比喩があると思ってます。森や山を歩くこともその一つだと思います。一見道の無い森の中、藪こぎ、沢歩きも実際歩いてみると意外と歩けたり、歩いたところが道になったりします。
AI(Adventure Intelligence)を育む「刃火歩平穂育」(はひふへほいく)第2回
第2回は火です。
私は子どもたちに、はだか火を使って何かをするという経験をしてほしいと思っています。それは火を扱うということは、人としての根源的なものや、生きていくための知恵や安全管理などの生きる力を育むための土台となる経験だと思うからです。
ノコギリで木を伐って、斧で薪を割り、自分でおこした火で料理をしたり、暖をとったりと自分の体や道具を使ってエネルギーを生み出したり、夜のたき火を囲みながら
AI(Adventure Intelligence)を育む「刃火歩平穂育」(はひふへほいく)
前回私なりのAI(Adventure Intelligence)冒険智力のことを書きました。今日から5回はそのAIを育むための手法「刃火歩平穂育」について書きます。
今日は刃(は)です。
幼少期に刃物という手道具を正しくクリエイティブに使って料理や工作などをすることは人間性の土台を養うこととして大変重要だと考えています。
我が家では危険な道具を子どもから遠ざけるのではなく、その子の力量に合わ
来たるAI:Artificial intelligence(人口知能)時代にそなえてAI:Adventure intelligence(冒険智力)を育もう
2021年が始まりましたね。
私の仕事の一つに冒険教育や環境教育、自然体験活動を通じて、子どもたちの「生きる力」を育むこととその指導者を育成するというものがあります。
そんな私なりに「生きる力」を解釈しなおした言葉が「Adventure intelligence」(冒険智力)です。
冒険智力とは不安定で変化が激しい未来を、人生を自分らしくそして他者と協力しながら様々な智慧を発揮して生きていく