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自慢のサッカーグッズ【OWLオムニバス】

こんにちは。あしかです。

いよいよ、明日!

2022シーズンのJ1リーグが川崎フロンターレ対FC東京の一戦で幕を開けますね。翌日の土曜日にはJ2リーグの戦いも始まります。

サッカーが大好きなみなさん!愛するクラブを応援する準備はできていますか?私は開幕戦はDAZN観戦ですが、スタジアムへ足を運ぶ現地組さんは観戦マナーを守りつつ大いに楽しんでくださいね!

さて、今月もオムニバス企画の日がやってまいりました。

当企画は、OWL magazineに寄稿しているメンバーだけでなく読者を中心としたコミュニティOWL's Forestのメンバーも参加しています。

OWL's Forestでは、オムニバス記事への参加以外にもたくさん楽しい特典を用意しています!!メンバー間の交流はもちろん、ラジオ番組の制作・企画などにチャレンジする創作活動を行っています。本の出版企画、イベントなどの先行案内もあります。

今月は、こちらの4名の記事をご紹介いたします。※全文無料記事です。

オレンジ色のぼろきれ(中村慎太郎)
アビスパ福岡 ディシプリンを大切に(大城あしか)
浦和レッズの小さな守護神たち
(Harako)
佐光塁選手 カテゴリーやネームバリューで計れない価値(さとうかずみ@むぎちゃ)

オレンジ色のぼろきれ

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このぼろきれは、2013年11月20日。横浜国際総合競技場で配られたものです。意味もわからず、このぼろきれを頭に巻いて、長野パルセイロを応援しました。

師匠のロック総統とはじめて出会った日であり、その時はご挨拶はできなかったものの、長野パルセイロの伝説のコールリーダー古川さんのコールをはじめて見たときでもありました。

松本山雅の応援は素晴らしいと全国的にもてはやされている時期がありました。それは2014年の昇格から2015年にJ1を戦った時でした。

松本山雅の伝説のコールリーダーようへい氏の機智に飛んだ曲のセレクトと、ぼくの知りうる限りではありますが、ゴール裏全体を巻き込むように緻密に計算された人員配置によって、世界的にも類をみないほど(と言い切れるほど世界を見ているわけではないので想像を含むのですが)、完成された応援でした。

松本山雅が凄いという声が響く中、長野パルセイロの応援についてはあまり注目されない時期が続きました。

もちろん、応援が良ければいいというわけではありません。

しかし、現場派、スタジアム派の自分は身体で知っています。ゴール裏の応援席から発生される熱量がどれだけ力を与えてくれるかを。

記者席に座ったことは人生で1度もないのですが(あ、実はテレビ収録のときにさとみきちゃんとちょっと一緒に座ったことあったんだ、てへ!)、あそこでは感じ取れないものの一つです。

長野パルセイロの応援は、ちょっとアルビレックス新潟に似ていました。

スタジアムの構造が1F、2Fに分かれていたり、色がオレンジだったり、ウェットな曲調が多かったりするのもありますが、ぼくの中でも似ているのです。愛があって、力強く、心が躍ってくる応援です。

松本山雅は大好きだし、応援も素晴らしい。

信州松本のフットボールという曲は酔っ払うとよく歌います。新宿ゴールデン街で松本山雅のチャントを歌いながらふらふらしているやつがいたら多分ぼくです。

それと同じくらい長野パルセイロの応援も好きです。長野パルセイロのサポーターは絶対に裏切らない。どんなときでも、どんな絶望的な状況でも、絶対に味方でいてくれる。そんな気持ちにさせてくれる応援です。

いま、信州本の原稿を仕上げているので、松本と長野のこと、あるいは長野と松本のことをよく考えるのですが、松本山雅がJ1に2度昇格し、日本中に名前が鳴り響く中、長野パルセイロも少なくとも同じくらいは勇敢で偉大なチームなんだという気持ちを思い出させてくれるのが、このぼろきれです。

一度古川さんと「なから」で飲んだ時に、ぼくはサプライズでこのはちまきをしていたのですが、シャイな古川さんは最後まで気づかない振りをしていたのをよく覚えています。

というわけで、このぼろきれは一生捨てられない大事なぼろきれです。

2022年の信州ダービーはどっちが勝っても、負けても、盛り上がるし、落ち込むことになりそうです。

中村慎太郎
OWL magazine代表。西葛西出版 代表取締役社長、FC東京サポーター。書籍『サポーターをめぐる冒険』がサッカー本大賞2015を受賞。stand.fmで『中村慎太郎のクリエイティブドライブ』を配信中。
主な著作:『サポーターをめぐる冒険
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アビスパ福岡 ディシプリンを大切に

しんたろー社長が「です・ます」調の文章でくるとは思わず「だ・である調」で書いてしまいましたが、今さらなおせないのでこのままいきます!

「ほぼ、まっさらじゃないッスか!」

こちらは、スポーツ居酒屋KIten!にアビスパサポーター仲間の2名を引き連れて新年会へ行った日に、僕の着ているTシャツを店主のふくやん氏に見せた時のリアクション。

その日に着ていたTシャツがこれ。

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Supporters' Association の文字とアビスパロゴの下に2003と書いてある。
そう、今から19年前のTシャツなのだ。

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ふくやん氏が「まっさら」だと例えるほどコンディションが良いTシャツだが、まったく着ることなく大切にしまっておいた。という訳ではない。

さすがに「普段着として着ていました」とは言わないが、家でアビスパの試合を観戦する時や、仕事で試合に駆けつけることができない日に「気持ちだけでもスタジアムへ」という思いでこれらのTシャツを着ていた。

さてTシャツにプリントされたSupporters' Associationの文字だが、直訳すると「サポーターたちの協会」ということになるんだと思う。この文字がプリントされたTシャツは2004年にも配布されている。

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もうすぐ20歳を迎えるこのTシャツたち。
今でも大切に着ている自慢のグッズだ。

さて、この謎の「Supporters Association」だが、このような協会に携わっていた記憶は……ない。

私の乏しい記憶力は初めから頼りにせずに、ここは公式にリリースされている情報を見てみたら、アビスパ福岡25周年特設サイトを発見。

こちらの年表によると、2005年にファンクラブ「AVIGO!」スタートと記載があった。

あっ、なんとなく思い出してきた。
2003、2004年当時はアビスパにまだファンクラブなるものは存在していなくて「後援会」と呼んでいた気がする。

そう思って後援会をGoogleで翻訳してみたところ「Supporters' Association」と表示された。

さすがの英検4級の英語力ダメ男。

そうだ、後援会だよ!

あれ?そういえば、今もアビスパに後援会って存在していたような。
やっぱりあった!

後援会は、ソシオ制度をとっていてアビスパを支援する団体で、アビーゴはクラブが直接運営するファンクラブと認識してよさそうだ。

ここで、当時のアビスパを振り返ってみよう。

2003年と2004年の当時はJ2リーグに所属、監督は松田浩さん。2021年5月からV・ファーレン長崎の監督に就任、今シーズンも采配を振るう。

成績は、2003年が4位、2004年が3位。そして、翌年の松田体制3年目に2位でJ1昇格を果たす。1年で1つずつ順位を上げて結果を残した。いやぁ、懐かしい。

2006年にアビスパは松田監督を解任すると、当時J2だった神戸の監督に就任。そして、運命はおそろしいものでJ1リーグ16位となったアビスパはJ2リーグ3位の神戸とJ1・J2入れ替え戦を戦うことに……。

結果は通算2分だったが、アウェーゴールの差で神戸がJ1昇格を果たす。そして、松田監督は同じスタジアムで2度昇格を果たすという珍事となったのだ。

松田監督の規律(ディシプリン)を重んじたサッカースタイルは、現在のアビスパの基礎を築いたとも言えるのではないだろうか。

このTシャツはサポーターとしてそれを体現した証のようなものだと思って今でも大切にしている。

大城あしか
アビスパ福岡、埼玉西武ライオンズを応援している千葉県民。
OWL magazine新人ライター。2021年9月に創業した株式会社西葛西出版の副社長に就任。
【主な執筆記事】
黒い霧の歴史を知っとったらアビスパを応援せないかんばい
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浦和レッズの小さな守護神たち

Jリーグ開幕前のお楽しみ・富士フイルムスーパーカップは、浦和レッズが制しましたね。

仕事でほとんど見られなかった私ですが、愛ゆえに勝っても何かしら毒を吐くことが多い浦和サポの友人が、珍しく満足げなLINEを送ってきました。みごとな勝利だったのだと思います。おめでとうございます。

優勝を祝して、私の自慢の浦和グッズを披露したいと思います。

彼らです!

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J屈指の名GK・西川周作選手と、チームを陰で支え続け、天皇杯優勝後に惜しまれつつ現役を退いたGK・塩田仁史選手のアクリルスタンド。

もともとファンクラブ会員向けに販売されたもので、私は某フリマアプリで購入したことを白状しておきます。さらにいえば浦和の応援グッズとしてではなく、GKグッズとして買ったことも白状しておきます。

アクリルスタンドってどうも使い道がわからなくて、手を出さずにいました。でもこれは、2人の何とも頼もしい笑顔に負けて思わず買ってしまったのです。

Macのリンゴと比較してほしいのですが、高さ約8cm程度とかわいらしいサイズ。とりあえず、リモートワークで使うデスクに立たせてみました。

すると、この小さな守護神たちがとてつもなく大きな効果を発揮したのです。

・仕事に疲れてきたら、顔を上げて眺めるだけで元気が出ます。(東京都・30代女性)

・オンラインでのプレゼンで緊張していると「自分を信じて頑張って!」と言わんばかりの笑顔で背中を押してくれます。反対意見をぶつけられても、守護神が2人もついていると思うと不思議な力が湧いてきます。(35歳・マスコミ関係)

・2人を召喚してから、企画書が一発で通る率が爆上がりしました。(PN・キーパー大好き!さん)

ここに寄せられた喜びの声は、すべて事実です。

リモートワークで気分が沈みがち、仕事の能率が下がりがちだという方はぜひ、GKのアクリルスタンドを机に飾ってみてはいかがでしょうか。

そして、私は夢のようなことを思いついてしまいました。
この調子で各チームのGKのアクリルスタンドを集めて並べたら、もう最高なのでは。

みなさま、応援しているチームが小さめのアクリルスタンドを発売した際は、ぜひ情報をお寄せください!

というわけで、一体どこのチームのサポーターなのかわからなくなる一方の、私Harakoの自慢のサッカーグッズのお話でした。

Harako
おもに登山と中東とサッカーについて執筆。
「GKが好きな理由を面白く言語化できたら記事にしてもいい」と中村慎太郎氏から言われ頭を悩ませてきたが、ついに近々なにか書けるかも。☆フォロワー大募集キャンペーン継続中☆
【主な執筆記事】
【中東サッカー妄想旅】サウジアラビア編〜遺跡のち山のちアル・ヒラル〜(下)
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佐光塁選手 カテゴリーやネームバリューで計れない価値

「自慢のサッカーグッズ」
悩む。めちゃめちゃ悩む。悩む。

変態な私は、私しか持っていないであろう1点ものレアグッズが多すぎる。

エピソードも変態。非常にレアなんだけど、需要は私にしかない。

2011年TEAM AS ONE 4/23J1リーグ公式戦ヴァンフォーレ甲府vsヴィッセル神戸で着用したチャリティーTシャツとっくん(都倉賢)の直筆サイン&メッセージ入りシャツなんて王道中の王道、自慢出来る物もあるんだけど濃い変態的エピソード色はない(当時とっくんが大好きだったので応募したの動悸が不純だったのは共通しているけれど)。

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けして、有名では無いが、私史上1、2位を争うレアで愛溢れる生脱ぎ汗付きアンダーシャツの話をしようかしら。

これもカテゴリーが低いからこその良さを語るに外せないエピソードに繋がるのだ。まあ怪訝な顔せず読んでくださいましな。

駒澤大学からFC岐阜に入団。その後岐阜セカンドからアイン食品、そしてヴィアティン三重に入団した佐光塁選手。

この選手は我らが中村慎太郎社長のさとうかずみ物語に続編があるならば、必ず船山貴之の次にキーマンになる壮大に愛を注いだ選手。この選手のため、片道500km通い詰めたのだ。

しかし、どれだけ愛を注いでも来るべき時は来る。引退の時。

「辞めないで。普通の男の子に戻られちゃったら、追い掛けられない、ファンでいられなくなっちゃう。一般人追いかけたらただのストーカーになって捕まっちゃう…。」

そんな想いを真剣に伝えても「え?そこっすか?」と笑われるばかりだが、有り難いことに

「応援してくれた感謝の気持ちです。」

と、汗付き素肌に直に着ていたアンダーシャツと、着用していたチーム練習着もプレゼントしていただいた。

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無茶ぶり的におねだりしていた「塁君の匂い付きシャツ」が欲しいを 覚えていてくれたのだ。

2015年には栃木SC坂田良太選手のサイン入り実際着用していた練習着セットアップをイベントで当てたこともある。

が、それはプレゼント用に綺麗に洗濯されたものだ、当たり前だけど。

それももちろん飛び上がるほど嬉しかったが、坂田選手は「ファン」のために用意したプレゼント。偶然ラッキーな私が引き当てただけ。(坂田選手も大好きでした。)

佐光選手は「私のために」用意してくれたのだ。

こんなお宝、レアでしょう?

実は、当時ヴィアティン桑名の岩谷俊輔選手にも生脱ぎシャツ、当時栃木UVA瀧澤進吾選手にも練習着にサインとメッセージをそれぞれ 引退時、最後のプレゼントとして贈っていただいたことがある。岩谷選手に関しては、ちゃんとわざわざ生脱ぎの証拠写真まで撮らせて貰いましたねえ…!!

こんなに選手達と近い距離で お互い想いを伝え会える下部リーグ。
素晴らしいじゃないですか。

Jリーグでなくたってファンタジスタ ヒーローはいるのだ。
Jリーグチームがなくたって地域にはサッカークラブが必ずあるはず。
近所で働いてる兄ちゃんがくれたちょっとしたものがいつしか心の支えになるくらいの自分だけのレアグッズ、お宝になるかもしれないの。

ネームバリューだけじゃない。
人が羨むスター選手由来じゃなくてもいい。

自分だけの。自慢出来る価値。お宝。

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さとうかずみ@むぎちゃ
ヴィアティン三重、栃木SC、そして船山貴之のサポーター。OWL magazine代表の中村慎太郎に「サッカー界には彼女を表現する語彙がない。」と言わしめた。
【主な執筆記事】
サッカー旅の正装、レプリカユニフォームの正しい使い方
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