ボビー・ホートン The Rebel Soldier 和訳
今回もHomespun Songs of the C.S.A volume.1から。
今回は、こちらのサイトを参考に、またいくつか手直しを加えています。
Oh, Polly! Oh, Polly! It's for your sake alone
ああ、ポリー!ポリーよ、お前のためだけを思ってのことだ
I left my dear old father, my country and my home
俺は愛しい年寄りの父親と、国と故郷を置いてきた
I left my dear old mother to weep and to mourn
俺は愛しい年寄りの母親を思って泣き、弔ってきた
I am a Rebel Soldier and far from my home!
俺は反乱軍(南軍)の兵士で、ここは故郷からは程遠い
It's grape-shot and musket and the cannon lumber loud
ブドウ弾(砲弾)にマスケット銃に大砲が、大きな音を立てながら前進する
There's many a mangled body, the blanket for their shroud
埋葬布としてブランケットを巻き付けられた、沢山のずたずたになった死体
There's many a mangled body left on the fields alone
戦場にそのまま置かれた、ずたずたの死体
I am a Rebel Soldier and far from my home!
俺は反乱軍(南軍)の兵士で、ここは故郷からは程遠い
Here is a good old cup of brandy and a glass of nice wine
ここに、ちょうど古ぼけたコップに入ったブランデーと、ちょっとしたグラスワインがある
You can drink to your true love, and I will drink to mine
お前の真の愛にかけて、飲み干していいよ 俺も自分の分を飲むさ
You can drink to your true love and I'll lament and mourn
お前の真の愛にかけて飲んでいいよ 俺はもう泣いて弔うから
I am a Rebel Soldier and far from my home!
俺は南軍の兵士で、ここは故郷から程遠い
I'll eat when I'm hungry, I'll drink when I'm dry
俺は腹が減れば食うし のどが乾けば飲む
If the Yankees don't kill me, I'll live until I die
もし北軍の野郎どもが俺を殺さないなら 俺は死ぬまで生きるさ
If the Yankees don't kill me and cause me to mourn
もし北軍の野郎どもが俺を殺さず、俺に弔いをさせようというのなら、な
I am a Rebel Soldier and far from my home!
俺は南軍の兵士で、ここは故郷から程遠い
I'll build me a castle on some green mountain high
よさげな小高い緑の茂った山に、でかい家を建てるんだ
So, I can see Polly as she comes passing by
そうしたら、俺はポリーが横切るたんびに、彼女に会えるだろ
So, I can see Polly and help her to mourn
そうしたら、俺はポリーに会って、彼女を弔ってやれるだろ
I am a Rebel Soldier and far from my home!
俺は反乱軍の兵士で、ここは故郷から程遠い
I am a Rebel Soldier and far from my home!
俺は南軍の兵士で、故郷からは程遠い
解説
・ポリーはメアリーの愛称。メアリーというからメリーランドのこと?と思ったら、個人的な(亡くなった)恋人のことを暗示しているらしい。ちなみに、南アパラチアの曲ということで、地域としてはヴァージニア、ケンタッキー、テネシーあたりのよう。
・南北戦争時代の両軍の酒事情については、こんな記事が。酒を自作ってすごいね。
曲中に「コップに入ったブランデー」の描写が出てきたので、どんなコップ?コーヒーカップ?と思ったら、当時はスズ製の金属コップを使うことが多かったらしい。「civil war tin cup」とかで検索すると出てきます。
ちなみに、みんな大好きジャックダニエルは、南北戦争直前に酒造場をつくり、戦時中に南北問わずバカスカ売りまくり、利益を上げたお酒。