クラブの垣根は越えられる。手づくり作品がつなぐJサポの絆
浦和レッズのサポーターは暴力的で怖い。
こんな認識は、手作りミサンガが一瞬で消してくれた。
私、須羽リセルはライター業の傍ら、手芸作品を作っている。
先日、キャプテンさかまきさんが書いてくださった須羽リセル紹介記事にも、私が作った手芸作品が載っているので、ぜひ見ていただきたい。
主に作っているのは、クラブカラーのミサンガ、水引細工、組紐、リボンアクセサリー。
さまざまなクラブの色で作品を作る中、生まれたのがJサポ同士の心の交流だ。
応援するクラブは違えど、愛する色のアイテムを「かわいい!」「カッコいい!」と思う気持ちは共通だった。
そこから心がつながり、クラブの垣根を越えた交流が生まれた。
今回はハンドメイドが生んだ、Jサポの絆の話を2つ紹介する。
ミサンガで知った真の浦和愛
浦和レッズの燃えるように鮮やかな赤。その色でミサンガを作ってみたい。
ミサンガを作り始めてしばらく経った頃、ふとそう思った。
しかし浦和サポーターは怖い印象があるので、レッズカラーの手芸作品など作ったら怒られるかもしれない。
そう思いつつ、結局作ってしまった。
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