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最強新コンビ決定戦THEゴールデンコンビ

Amazonプライム・ビデオの『ゴールデンコンビ』を見ました。なかなか面白かったです。年末年始に地上波で放送される大型バラエティ特番みたいな雰囲気で、気楽に見ていられる感じが良かった。

即席コンビで即興コントをやるという触れ込みだったので、『ドリームマッチ』的なものを想像していたんですが、実際には1つ1つのネタや回答の尺が短くて、大喜利に近い感じ。「『ドリームマッチ』の別バージョン」というよりは「『千原ジュニアの座王』の豪華版」というのが実態に近かったです。

これを見ながら、配信バラエティというものについてぼんやり考えました。結局、お笑いって、本来は軽い雰囲気でやるものじゃないですか。地上波のバラエティはだいたいそういうノリで作られている。

でも、ネトフリとかAmazonの配信コンテンツだと、やたらとお金をかけたりセットに凝ったりして、ちょっと重い雰囲気にしないといけないみたいな制約があるように見える。それがお笑いを見せる上ではマイナスになることもある気がしていたんですよね。

そういう意味で言うと、『ゴールデンコンビ』は、パッケージの豪華さは保ちつつ、それがお笑いそのものを邪魔しない絶妙なラインを突いていて、地上波のバラエティみたいに良い意味で軽く見られるところがあって。その部分の工夫は感じました。

こういうのって、ただの純粋な大喜利合戦みたいになると、それはそれで単調な感じがしてしまうんですが、堀内・屋敷コンビがちょうどいいアクセントになっていて、そこに軽いバラエティ的な面白さがあるのも良かったです。