面白くないのが一番面白い
トンツカタン森本さんのYouTubeチャンネル「タイマン森本」に東京ホテイソンのたけるさんが出演した回が話題になっています。
どういう内容なのか詳しくは語りません。ご興味がある方はぜひ動画を見てみてください。面白くなさの詰め合わせ、17分34秒の悪夢、笑いのエンドレス玉突き事故。
「軽装で雪山に登る人を見てるようですごく怖かった」「ずっとバタ足してるけど前に進まない泳ぎ見てるみたいでした」「EDなりたての頃、焦って体位を変えまくってるとき思い出した」などコメント欄にも味わい深い言葉が並びます。
私は、お笑いにおいて面白くないのが悪いことだとは思っていません。料理において、ある種の「臭さ」や「苦さ」は必ずしもマイナスになるものではなく、それを含めておいしくなることがある。それと同じで、真正面から全く面白くないものというのは、一周回って面白くなることもあるのです。
お笑いを嗜んでいると、「珍味であるほどおいしい」という逆転現象が生じてくることがあり、面白くなさというのも面白さの味わい方のひとつでしかないという気分になってくることがあります。
この動画もものすごく面白かったです。
石田さんと村上さんが、漫才中のノンスタ井上さんの「良くないところ(面白くないところ)」を指摘して、めちゃくちゃ盛り上がっています。まさにこれなんですよね。世の中には、面白くなさでしか起こせない爆発というものがある。それもまたお笑いの楽しみです。