40年目の反省リスト(18)2001年
この記事は1年1回計40回やるつもりで始めたけど、よく考えたら、後半の10何年かは1回分書くほど情報が無い、ってのにイマサラ気づいた。
21世紀は時々ハショる年もあると思う。あらかじめご承知置きを。
さて、2001年。生活内容は前年と変わらず、従来の仕事とネットと営業の日々である。
1999年の回で「4コマを描いてサイトにあげたのは2003年頃」と言ったが、その前に1作、4コマを公開していたのを忘れてた。「めおとMONO録」という通販好き夫婦の4ページもので、もとは持ち込み用のサンプルで描いた原稿だった。
この原稿を持って、どう気が向いたのか判らないが、この年の前半は久々に4コマ誌に持ち込み回りを始めたのだった。
その結果、ぶんか社の実話4コマ誌「本当にあった笑える話」で連載をもらえる運びとなった。約3年ぶりのマンガ誌の連載である。ただし残念ながらこのキャラクターは却下され、別企画となった。8回ほどで終了。
あと、小学館の「女性セブン」にも足を運んでいる。こっちもよく判らないが、たしかあちこちの雑誌をリサーチして、4コマを載せてくれそうな場を探してたんだと思う。後日イラストレーターとして3回ほどお呼びがかかり、初回は4コマも描かせてもらえた。年イチで、2004年まで。
自サイトにマンガをあげてかれこれ20年以上になるが、それが仕事につながったことは自慢じゃないけど一度も無い。ネットは昔も今も、見栄え良く仕上げないと目もかけてくれないし、ヘタならヘタなりに個性があれば引っかかるのだろうけど、私程度の内容では引っかからない。ネットという広大な空間では、仕方のないことである。過去実績も無関係だから。あとは、ネットにあげるにあたってのモチベーションをどうするかの問題だ。
雑誌ではこの他、「B.L.T.」の東京ニュース通信社から「スカイパーフェクTV!ガイド」のパブリシティ記事の4コマを1回だけ担当させてもらった。
一方書籍では、東洋経済新報社とのご縁が続いており、7月にはイラストを担当した「イラストでわかる悪質商法から身を守る方法」が刊行。弁護士の宇都宮健児氏との共著であった。
宇都宮弁護士といえば、2000年代の東京都知事選に何度も立候補されている、知名度のある方。ただし立候補前に担当編集者さんからもらったお仕事で、ご本人とはお会いしていない。
ゲラに書かれている難解な法律専門用語を、ふだん使わない部分の脳をフル回転させて、ヒーコラ言いながら読み解いて描いてたことを思い出す。
東京中日スポーツで培った「大人のヒトコママンガ」の技術が役に立った。計70数枚執筆。今に通じる話題も多く、勉強になったっけ。
あ、落語の話題が入ってなかった。それはまとめて次回に。
(第18回・了)