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名人

(授業の)といえば僕の中では渡辺道治先生。

今日は3連休明けということもあり、この休みのことを書こうかなーとぼんやり考えていたが、通勤時に聴いた渡辺先生のVoicyの内容が学びになりすぎたので、そのことについて脳内整理を兼ねて書くことにする。

テーマは「注意・叱責を一度もせずに授業するには」。

聴く前から考えていたのは、「形に囚われてはいけない。注意や叱責を絶対にしてはいけないと決めてしまうと、手段の目的化に陥る。だから大前提として、一つの参考法として今回の放送を聴こう」ということ。

しかし、そんな心配は開始3分で杞憂に終わる。

授業で注意や叱責をしないことは、ベターであり絶対ではない。

ちゃんと明言してから本放送が始まる。

自分にとって、なるほどと思った(印象的だった)のは、注意・叱責の副作用のところ。

もしかしたら放送を聞く前に自分で考えれば出ていたかもしれないが、端的な言葉で次々と紹介されており記憶に残りやすかったので、そこに一つ驚いた。

覚えているものだけ挙げると、
弁別…叱る人がいる時だけちゃんとする
関連…先生嫌い→その教科も嫌い→勉強嫌い
強化…子どもも注意・叱責で支配するように
弱化…意欲低下
馴化…叱られることに慣れ効果なくなる

注意・叱責は麻薬のようなものという例えがまさにそうであると思った。
その時には効果があるかもしれないが、長い目で見た時にそれがベストなのかという視点はいつも持たないといけない。

いま上に挙げたようなことは、教師全員が知っておくべきことだと個人的には思う。

その上で教師が目の前の子どもに合った対応をとることができる。

次に視点を変えて…

子どもがなぜそのような(注意・叱責の対象になるような)行動を取るのか、その原因について理解することも大切であるという話もあった。

例えば、授業中に席を立ち歩き回るといった行動。

主な原因の一つとして考えられるのは、

子どもが暇だと感じている

ということ。
やることがないという状態。

渡辺先生は、飛び込み授業をした際、空白な時間は1秒もないと言われていた。

それを公の場で言えることもすごいし、言えるようになるまで相当な修練があったと思う。

今回の放送(まだ途中だが)は、教師としての力量を高めたいと考えている自分にとって、すごくためになる内容であった。

この放送を受けて、注意や叱責の目的(子どもの行動を改善する)を達成するために、他にどんな手段があるか考えることが自分の成長につながるのだと思う。

いまざっとあげると
・ゲームやクイズ形式の問いを与える。
・複数でしか達成できない課題を与える。
・自由に動ける活動やルールを設定する。
など…

どの行動改善を目指すかでやり方は変わってくるが、またその度に考えよう。

朝からモチベーションを高める良い契機となりました。Voicyありがとう。

おまけ:3連休中に遊びにきてくれた友だちからもらった静岡のお土産。
お茶のプリンで、茶ップリン…まあまあ面白い。