想起その2
大葉って丸み帯びてる形もあるんやね。
昨日に関する研修のポイント後半続き。
⑥EATで研修を組み立てる
EATとは、経験→気づき→理論の英単語の頭文字をとって組み合わせたもの。はじめに理論から入ると、受講者は受け身にならざるを得ず、興味・関心はなくなってしまう。だからこそ、まずは経験!やってみて「こういうことか」と気づきながら理論を聞くことで、同じ話でも受け止め方が違う。経験となると、グループワーク等が考えられるので、必然的にアクティブになる。
⑦立って話し合い
体を動かすことは、脳を活性化させるという点からも効果的である。だから話し合いの時は立ち、話が終わったら座る。こうすることで、講師が「話し合いがどの程度終わっているか目で見て把握できる」というメリットもある。
グループで話し合う時、あえて場所を移動してもらうということも考えられる。
⑧研修前コミュニケーション
研修が始まるまでの間、しーんとしたなんとも言えない緊張感が漂っているのは個人的あるある。そこで、講師側から受講者に話しかけることで、その緊張感を和らげリラックスした空間に変えることができる。「どこからきたんですか?」ぐらいの日常会話で良い。その様子を見て、他の受講者も「今日の講師さんは話しやすそうだな」と感じてくださることもある。受講者側からは中々勇気がいることなので、講師から動くことが大切。
⑨計画的アイコンタクト
服装、表情、立ち姿。視覚的な影響はとてと大きい。そのうち「目線」も大切なポイントである。受講者1人につき、3〜5秒見つめるイメージでどんどん目線を動かす。目線が合えば、「今、自分のことを見ている」という思いを受講者に抱かせることになる。目線が合うということは、親近感が持ちやすいということにもつながる。また、見る人を3人ほど決めておいて、順に目線を移すイメージでも良い。それだけで、全体を見ている感は出る。緊張する時は、話に対して反応してくださっている方を見つけて、見る。とにかく目線を合わせる。
⑩無意識行動になるには最低18日かかる
研修で学んだことを活かして行動が変容したとしても、それを無意識下で行う(習慣化)までには、最低18日はかかる。つまり研修がうまくいったからといって、すぐに行動がどんどん変わるということはないということ。
以上、昨日と今日の2日間にわたって研修のポイントを10個書いてみた。
この「研修デザインハンドブック」はシリーズで5冊ほどあるようなので、ゆるゆると全て読もうと思う。
お付き合いいただきありがとうございました。